(ああ追憶のコルゲート@北鉄浅野川線・内灘駅)
7月。地鉄・・・に行ったはずだったのだけど、何故か富山駅前にクルマを止めてあい鉄で金沢に行ってしまったの巻。未踏であった北陸鉄道を乗り潰す事に。浅野川線では、北鉄金沢駅地下化に伴って北鉄プロパーの旧型車を一掃した旧井の頭線の3000系が、デビュー60年となってそろそろ後進の日比谷線03系にそのバトンを譲る事となりました。昭和時代の東急車輛っぽい細かなコルゲート。パイオニアサードこそ履いてはおりませんが、京王帝都時代の初期ロットである裾絞りナシの片扉車なんかが残っていたりしてねえ。目を閉じれば、「急」の丸看を付けて渋谷と吉祥寺を闊歩していたあの時代に思いを馳せる事が出来ます。
かたや北鉄石川線、これも浅野川線同様に渋谷にゆかりの深い東急7000系が主力。んー、まあどっちも「東急車輛のステンレス車両で体質改善を図った」というのが北鉄の現状ですんで、自社発注車が残ってたりバリエーションの豊かなお隣の地鉄や、福鉄えち鉄なんかに比べると鉄道単独の魅力は弱いかもなあって気はするんよね。北鉄。だから長い事行かないで未乗のまんま残してたんだけど(路線もだいぶ短縮されてしまっているしね)。それでも、野町の駅周りの雰囲気は特筆すべきものがあって、何の路線にも接続していないが故の絶妙な取り残され感と、周辺の旧市街地然とした佇まいに、思わず「北鉄の中央弘前や!」と心の中で叫んでしまった事をご報告申し上げます(笑)。
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