青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

灼熱に 川鵜項垂れ 古利根や。

2022年07月14日 23時00分00秒 | 東武鉄道

(古利根水郷を行く@東武野田線・春日部~藤の牛島間)

異常に梅雨明けが早く、とても暑い日が多かった6月の末。天気は良かったのだけど、流石は関東の内陸部、埼玉の猛暑は殺人的でありました。何を飲んでも喉が渇き、汗は止まらず、白い手ぬぐいをほっかむりにしながらジリジリとした日差しに焼かれるまま。これで待つのがブルトレとかSLならサマにもなるんだろうけど、8000系なのだから伊達や酔狂の類ではないのである。トロリと澱んだ夏の川面、大落古利根川の低い欄干と橋桁を鳴らしながらゆっくりと走って行く東武8000系。コロナ対策で所々窓が開いているけど、さすがにこの気温だと閉めてクーラー利かせた方が人間的なのでは・・・という気がしないでもない。ホラ、8000系なんて閉め切っててもボロだからどうせすきま風で換気(略

あまりの暑さに、カワウも思わずうなだれる大落古利根川。久し振りにニーニッパなんぞを装着して、夏の午後の埼玉の空気を圧縮してみた。あまりにも暑くなると、晴れていても地上の水蒸気が熱気でどんどんと上昇するから空が白くなって行ってしまうんよね。アタマっから氷入りの水バケツでもかぶりたくなるような、灼熱の東武野田線なのでありました。


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