(東禅寺のひまわり畑を行く@旧三岐リバイバルカラー)
三岐鉄道では、西武鉄道時代のリバイバルカラーともう一つ、往時の三岐鉄道のカラーリングを復活させた三岐クラシックスとでもいうべき塗装が西武401系に施されています。いつもの三岐のカラーリングってのは、元気なビタミンカラーのオレンジとイエローのツートンなんですけど、この青緑と山吹色?のような塗装と言うのはいつまで使われてたもんなんでしょうかねえ。さすがに自分が物心ついた頃から現行の色だったんで、相当に昔の話だと思うのですけど。
夏草生い茂る伊勢治田で交換待ちの旧三岐カラー。それにしても、今の時代からしたら「どうしてこの色を使おうと思ったのか」と問い詰めたくなるような、いい意味での昭和的ダサさ全開のカラーリングですよねえ(褒めてます)。自分が生きている時代ではないけれど、京成の青電とか、昭和40年代の相鉄電車とか、確かにあの頃の電車ってこうだったよね、と思わせるような青緑。タバコの吸い殻とか紙屑とかが散乱しまくってる小汚ねえ新三河島の高架線とか、厚木行きのセメント貨物が受け渡し線に転がってる西横浜とかが超絶に似合いそう・・・
現行色の旧西武401系(三岐101系)と交換。色味の違いが際立ちます。ちなみに、三岐で走ってる電車ではこの元西武401系が一番好き。三岐には2連3本の計6両が譲渡されていますが、正面ペッタンコな三枚窓は国鉄101系っぽいシンプルで飽きの来ない国電顔。シンプルながらも西武由来の銀鉄板がペタッと張られていて、そこが自己主張って感じがしてまたいいんだなあ。ちなみにこの旧三岐カラーは、往時の雰囲気を忠実に再現するためなのか、銀鉄板が外されて運転台の下に行先板のサボ差しを復活させているあたりが芸が細かい。治田の駅から部活に向かうのであろう真っ黒に日焼けした高校生、いかにもな夏休みの風景です。
大安~三里間の宇賀川を渡る旧三岐カラー。宇賀川上流の宇賀渓は、この時期キャンプや川遊びの好適地ですが、ここのところの日照り続きで川の水もちょろちょろになってしまっているのが残念。サイド狙いで旧三岐カラーを収めにかかったのですが、なんか光線の角度によって色味がかなり違うように見えてイメージ通りの色を出すのが難しい・・・ちなみに、三岐の電車の中でこの旧西武401系(101系)だけが2連。コロナ禍の中では3連は輸送力過剰とも思える状況ですので、出番が多くなるかもしれませんね。
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