(今年も間に合わなかったなあ…@桜の西大滝俯瞰)
朝の信濃平周辺で撮影を楽しんだ後は、131Dの越後川口行きで戻って来る飯山色を待ちながら西大滝方面へ展開します。この時期の西大滝と言えばもう何はなくとも桜!なのですが、去年より一週間訪問を前倒しにしたのに今年もピークアウトしているというねえ…。御覧の通りの花色は、褪せ始めた散り際と言った感じでギリギリの状態。基本的に西大滝はGW直前で満開になる桜だという認識なのですが、4月中旬でも遅いということなのか。どんだけ地球温暖化してんだよって。ウチらが年寄りになる頃には、2月あたりに桜が咲いてしまうのではないか?(笑)。
前の週末は五分咲き程度だったのが、月~火曜日辺りに満開になったらしく、やきもきしてたんだけど週中の雨と暑さで満開のピークは早めに過ぎ去った模様。それでも西大滝ダムの駐車場には何台かの花見客のクルマがあって、ダムを囲むように咲く名残りの桜を愛でている様子も見えます。ここからの風景はどうしても列車が米粒になってしまうのですけど、それでも列車の姿があるとないとでは意味合いが全然違います。北信の大きな春に抱かれて走る飯山線の姿、眼福ではあります。
集落の家並みを縫って列車は西大滝の駅へ。トンガリ屋根が印象的な駅です。飯山線の駅舎はたいていが平成になって建て替えられて、どの無人駅も同じような簡素な感じのプレハブ駅舎になってしまっているのはちょいと寂しい。昭和の時代は重厚な木造の駅舎を持った駅がたくさんあったらしいんだけど、豪雪地帯だけに建物の傷みやメンテナンスが大変だったんだろうと思われる。駅の一本桜はまあまあ花を残しているようですね…あとで撮りに行ってみるか。
この西大滝俯瞰、俯瞰場所らしくいくつかの切り位置があるのですが、ちょっとカメラを振って野々海川の鉄橋を渡るシーンも抑えておきたいところ。桜アングルじゃないんだけど、関田山脈の残雪とブナ林を絡めて、この時期の北信らしい風景が写し込める。二年連続満開には間に合わなかった西大滝ですが、桜にこだわりすぎると見逃してしまうものがあるように思えてちょっと反省。
どこを切り取ったって絵になる里が西大滝。また来年のお楽しみ。
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