(この時を、鏡の中に閉じ込めて@月岡駅)
富山平野の真っただ中、立山連峰を見渡すホーム。
空澄み渡り、最高の雪晴れ。
時が過ぎるのが勿体無くて、 鏡の中にしまっておいた、 月岡の朝。
鋳物師沢から常願寺川を渡り、富山平野を横に突っ切って到着した月岡の駅。富山平野の広がりと、名峰の連なりを眺める事の出来る、観峰台とも言えるステージにあります。駅前から線路に沿って続く農道は、そんな富山の風景を季節ごとに楽しむ事の出来る長い長い撮影地。ここまでの朝日に恵まれればどうにでもなりそうな光線状態、どこでどう撮っても・・・という時の方がかえって構図に困るもの。列車の接近の時間まで、圧倒的な富山の冬景色にオロオロとして頭の中をまとめきれず、ただただシャッターを切るばかり。
月岡の交換風景。平日であれば、上滝線の朝の輸送力列車(3連)を撮影したいところでありますが、この日は土曜日。かぼちゃ塗装の立山あーとれいんの14767F、この富山行の後に紺色に塗られて、J2のカターレ富山のラッピングトレインに変更されていましたね。下地が紺色ベースなんで、「ひょっとして14710形のブルトレ塗装復活か!」と色めきだってしまったのだけど(自分だけ?)。ってか、かぼちゃトレインは2編成ともラッピングされてしまったので、かぼちゃ60形って消滅してしまったんよね。
いつもと変わらぬ素振りで電車を待つ乗客。目の前の景色など、冬の季節の当たり前に過ぎて、特に何の感慨もないのかもしれない。それでも、いつもの風景が当たり前のように広がっている事が幸せなのだと、この混乱の世は教えてくれます。
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