tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

いよいよ明日!興福寺多門院日記のお酒の試飲とお土産つき講座(2014Topic)

2014年11月12日 | お知らせ
いよいよ明日(11月13日)14:00~15:30、近鉄奈良駅ビル5階の「クラブツーリズム奈良旅行センター」で、「奈良は清酒の発祥地!~奈良とお酒の深イイ関係~」(まほろばソムリエの深イイ奈良講座 特別編)という講座を開催します。講師は日本酒のことならなんでも知っている杉本憲司さん(有限会社ももたろう社長)と、日本酒をこよなく愛する私。

試飲のお酒は、芳村酒造(宇陀市)の「千代の松 純米七段仕込み 僧坊の酒」。このお酒は「興福寺多門院日記に記されていた仕込配合で醸した酒。精米は当時と同じ90%精米です。現在の三段仕込みだと糠っぽく油っぽくて飲めませんが七段仕込みで素晴しく美味しい酒に仕上がりました」(ももたろうさんのHP)というお酒です。「90%精米」なんて大丈夫?という疑問が生じますが、とても美味しいそうです。これを飲まれたかぎろひさんのブログによりますと、


この写真は、かぎろひさんのブログから拝借

芳村酒造から今年、発売されたばかりの「僧坊の酒」。興福寺多門院で室町時代から書き綴られた「多門院日記」にある酒造りの記述を参考に復元したのだそう。ビックリです。な、なんと、精米歩合90%! 10%しか磨いてない!!食米と同じやん。飲めたもんじゃないのでは? と思われた方、ぜひ一度お試しを。これがおいしいんです。10%しか磨いていないなんて信じられないほど洗練された味わい。

室町時代の再現とか謳いながら、その頃のお酒とはまるで違うんでしょうね。この蔵の高い技術をもってして初めてこのお酒ができ上がったのだろうと思います。「七段仕込み」というあたりにもそのヒミツがありそう。蔵元社長は「まちの精米機を探すのが大変やった。まあ、遊びです」と笑っていらっしゃいましたが。

話題がふくらむ、とっても楽しいお酒でもありました。若い人たちにも人気でしたよ。ワタクシの場合、最初はお刺身で、最後に焼きそばで飲んだら、あれれ、焼きそば合うやん、てな感じ。中華料理や焼肉でも試してみたくなりました。「僧坊の酒」は「もも太朗」さんで買うことができます。


これは試飲が楽しみです。お土産は大倉本家(香芝市)の「無濾過生原酒」(300ml)。つまり、活性炭による濾過処理(炭素濾過)も加熱殺菌も加水もしていないお酒。蔵元の自信の表れです。コース番号は「B5323」。お申し込みは、クラブツーリズム奈良旅行センターへ電話(0742-90-1000 9:15~17:30)またはホームページへどうぞ!
コメント (2)
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