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魚佐旅館跡地に、ゲストハウス型結婚式場!2015年7月開業へ(2014Topic)

2014年11月21日 | お知らせ
今朝(11/21)の奈良新聞に、こんな見出しが躍った。「猿沢池南に結婚式場 ディアーズ・ブレイン 魚佐旅館跡地活用、来年7月開業へ 五重塔など借景、奈良演出」。いよいよ魚佐旅館の跡地活用が決まったのだ(地主の金田さんが土地を賃貸する)。記事によると、

東北から九州までの地方都市を中心にゲストハウス型結婚式場を展開しているディアーズ・ブレイン(東京都、小岸弘和社長)は20日、県庁で会見し、奈良市今御門町の猿沢池南側の魚佐旅館跡地に同式場「コトワ奈良公園プレミアムビュー」を開業する、と発表した。

立地を生かし、式場内から興福寺の五重塔や同池など、奈良らしい借景を楽しめるようにしたのが特徴。「新しく美しい日本の結婚式場をつくっていきたい」との思いから、歴史のあるまちでの式場は「コトワ」ブランドを付けており、鎌倉、京都両市に次いで3ヵ所目。全国では20ヵ所目で、来年7月の開業を予定している。

同式場の建物は2棟で、いずれも鉄骨造り2階建て。メーンの挙式棟は、延べ床面積約2600平方メートル。1つのチャペル、2つの披露宴会場、パーティールーム2つ、ラウンジ、新郎新婦控え室などを備える。一方の管理棟は、約660平方メートル。敷地面積は約3100平方メートルで、総工費は約8億円。

外観は周辺の景観に溶け込んだデザインにする計画。披露宴会場は着席の場合最大約100人、立食だと同約200人規模になる見通し。料金は1組あたり60~70人の列席者を想定して、300万~500万円前後。年間約250組の結婚式を目標としている。また、結婚式だけでなく、一般の宴会や会議なども可能。来年1月からは同市高天町に会場準備室をオープンする予定。

小岸社長は「当式場では、参列者のみなさんに奈良らしい借景を楽しんでもらえる。県内の人の約70%が大阪や京都で結婚式を挙げているが、もっと多くの人が地元奈良で式を挙げてもらえる一助になれば」と話した。

奈良らしい借景が魅力 小岸ディアーズ・ブレイン社長ら

ディアーズ・ブレインの小岸弘和社長が20日、天野真輔事業開発部長、魚佐旅館の金田充史氏とともに、奈良新聞社を訪れ、甘利治夫代表取締役と歓談した。大和郡山市出身の小岸社長は、猿沢池南側の魚佐旅館跡地にゲストハウス型結婚式場「コトワ奈良公園プレミアムビュー」を開業することを説明。「奈良らしい借景を生かして、結婚式に参列した人から『ここだといいよね』と思われ、また式を挙げてもらえるようになるプラスの循環をつくりたい」と抱負。

「同業者との競合関係もプラスに生かしながら、奈良公園をウエディングゾーンにしたい」と話した。同式場土地の賃貸側の金田氏は「(約150年の歴史の)旅館は先祖がも観光のまちで宿泊者に楽しんでもらおうとの思いで開業したと聞いている。その思いがつながる結婚式場に来てもらってありがたい」と述べた。


株式会社ディアーズ・ブレインは、2001年6月創業の会社で、主要株主は株式会社千趣会。「ハウスウエディング事業」「ドレス事業」「レストラン事業」「コンサルティング事業」などを展開する。社長の小岸弘和氏は週刊ダイヤモンドの「不屈の経営者【列伝】」で、「42歳で大赤字の結婚式場会社社長に就任 荒療治連発し株主交代、飛躍のステージへ 」と紹介されたこともあるやり手である。なお「ディアーズ」は鹿(deer)の複数形ではなく「dears」と綴る。

魚佐旅館が閉館・廃業したのは2012年の12月。その後のいきさつは、金田さんのFacebookに詳しい。11月4日には地鎮祭も済ませ、工事を進めておられる。今回、無事記者会見も済まされ、ホッとされていることだろう。マンションにするという選択肢を選ばず、素晴らしい立地をたくさんの方に味わってもらえるゲストハウス型結婚式場を選ばれたことは、地元にとって、とても有り難いことだ。

金田さん、これからの展開を楽しみにしています!
コメント (2)
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