tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

清酒発祥の地フェスタ、近鉄奈良駅前で11月30日(日)開催!(2014Topic)

2014年11月27日 | お知らせ
奈良日日新聞(11/14付)に、「酒都同盟で復権へ 清酒発祥の地・奈良市×兵庫県伊丹市 30日、市内初の共催イベント 自慢の一献、飲み比べなど」という記事が載っていた。
※トップ写真は、伊丹市で開催されたイベントの様子(10/12)。奈良市観光戦略課提供

酒都バトルは同盟関係へ!?。日本清酒発祥の地をうたう奈良市と、異説の発祥地とされる兵庫県伊丹市は、これまでその誇りを賭けた熱いバトルを繰り広げてきた。しかし「日本酒の魅力発信」という共通目標のため、酒の争いは〝避け〟両市は手を取り合い奈良市内では初となる共催イベントを30日に開催する。奈良と伊丹が酒縁をつなぎ、共に日本酒の復権を誓うが、両市の関係者はメラメラ闘志も垣間見える―。

10月には伊丹市で「清酒発祥の地フォーラム」が開催され、同市の日本酒で乾杯推進会議委員で民俗学者の神崎宣武氏が「酒の日本文化について」講演をしたり、また両市の蔵元が自慢の一献を持ち寄る飲み比べも行われ、1万6000人以上が訪れて盛り上がった。


さて、いよいよ第2弾となるイベント「清酒発祥の地フェスタ」が11月30日(日)、近鉄奈良駅ビルの5階(クラブツーリズム奈良旅行センター)と行基広場で開催される。奈良市の報道資料(11/21付)によると、

「清酒発祥の地フェスタ」について

 清酒発祥の地を互いに標榜している奈良市と伊丹市が、競合するのではなく古くから清酒を製造販売していることを縁に、清酒の普及促進と日本酒文化の更なる発展を目指すため、「清酒発祥の地フェスタ」を奈良市で開催いたします。

◇「清酒発祥の地フェスタ」概要
【趣旨】
清酒発祥の地を標榜する奈良市と伊丹市が集い、両市の酒造りの歴史紹介や清酒の楽しみ方などの発表を通じて、清酒の普及と日本酒文化の振興を図る。
【日程】
平成26年11月30日(日)午前10時~午後3時30分
【場所】
第一部《リレートーク》…奈良近鉄ビル5階(奈良市東向中町28番地)
第二部《鏡開き・利き酒会等》…近鉄奈良駅前行基広場
【内容】
第一部
《リレートーク》…午前10時~午前11時過ぎ(定員60名)
・あいさつ(仲川げん奈良市長、藤原保幸伊丹市長)
・リレートーク
 【奈良】正暦寺住職 大原弘信さん
 【伊丹】伊丹酒造組合理事長 小西新太郎さん
 【奈良】有限会社ももたろう取締役社長 杉本憲司さん
 【奈良】大安寺貫主 河野良文さん
・乾杯(奈良市議会議長)



奈良近鉄ビル5階(クラブツーリズム奈良)で開催された講座でお話される杉本憲司さん(11/13)

第二部
《鏡開き》
時刻…午前11時30分頃
参加者…仲川げん奈良市長・藤原保幸伊丹市長・土田敏朗奈良市議会議長・山内寛伊丹市議会議長・小西新太郎理事長・大原弘信住職
《振舞い》
時刻…午前11時40分頃~
《利き酒会 》
両市清酒の飲み比べ(有料)…午前11時45分~午後3時30分(販売は午後3時終了)
利き酒 ①特製猪口付3杯飲めて500円 ②特製猪口付7杯飲めて1,000円(500mlペットボトル水付)
《大安寺 笹酒振る舞い》
大安寺が、今回のフェスタのために、特別に笹娘による笹酒を振る舞われます。
境内以外で笹酒が振舞われるのは初めて。①午後 0時30分~ ②午後 1時30分~
   
*いずれも、事前申し込み不要です。
【主催】奈良市・伊丹市
【問合せ】奈良市観光戦略課 ℡0742-34-4739
     奈良市商工労政課 ℡0742-34-4741
     (平日8時30分~17時15分)



修復された正暦寺本堂。写真はお寺のFacebookから拝借(次の写真も 11/23の撮影)

おお、正暦寺の大原住職もいらっしゃるのだ。大雪で半壊した本堂は、11/1に落慶法要を営まれた。今は紅葉が見頃を迎えている。同寺のFacebookによると、

昨日11月1日、本堂修復記念法要及び式典を無事終了させていただきました。あいにくの雨天で足元の悪い中多くの参列を賜り、本尊様の前で法要を行うことができました。正暦寺信徒のみならず地域の皆様、酒造関係の皆様、関係省庁及び関係業者の皆様、正暦寺を気に留めていただいた全国の皆様の暖かいご縁により修復を終えることができました。誠にありがとうとうございました。今後ともより一層の研鑚をもって寺門の興隆に務めてまいりたいと思います。本日より12月7日まで秋の特別公開も本堂で行っております。ご来山の際には是非きれいになった本堂を見ていただきたく思います。


見事な紅葉、さすが「錦の里」!(11/23)

有限会社ももたろうの杉本社長とは、クラブツーリズム奈良旅行センターの講座「奈良とお酒の深イイ関係」(11/13)でご一緒した。さすがのウンチクには脱帽だ。室町時代の製法を再現して醸した芳村酒造(宇陀市)の「清酒千代の松 純米七段仕込み 僧坊の酒」(精米歩合90%!)は上質のデザートワインのような飲み口。お土産にいただいた大倉本家(香芝市)の「無濾過生原酒」は、これまた米の旨味が凝縮したような深い味だった。

奈良と伊丹の酒を飲み比べられる楽しいイベント。皆さん、日曜日には、ぜひ近鉄奈良駅前に足をお運びください!
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