「麺のルーツは奈良にあり」をPRするため「うどんルーツサミット&奈良食文化祭」が、シルバーウィークの9月19日(土)~23日(水・祝)、JR奈良駅周辺で開催される。このイベントを紹介した産経新聞(8/15付)によると、
※この記事の画像(=パンフレット)は、すべて奈良の食文化研究会さんから送っていただいた
うどんの元祖とされる「餺飥(はくたく)」や、手延べそうめんの原型とされる「索餅(さくべい)」-。「うどんのルーツは奈良にあり」との説に基づき、奈良の食文化の奥深さを広くPRするイベント「うどんルーツサミット&奈良食文化祭」が9月19~23日、奈良市で開催される。奈良の食文化の新しい魅力発信に取り組むNPO法人「奈良の食文化研究会」(奈良市)や、奈良市飲食店組合が開催。

うどんの起源には諸説あるが、同研究会などは昨年、平安時代の貴族の日記「小右記」に、天皇の春日大社行幸(989年)の際、一行に餺飥が献上されたという記述から、「うどんのルーツは奈良」との新説を提唱した。餺飥は小麦粉を練って平らに伸ばしたもので、幅約2センチ、長さ約20センチ。同研究会などは古い文献をもとに再現した餺飥をご当地グルメに育てようと、さまざまなイベントを開いている。
「うどんルーツサミット」は、9月19日正午~午後4時、なら100年会館で実施。伝承料理研究家、奥村彪生氏が「日本の麺のルーツを探る」をテーマに基調講演するほか、奈良と麺の関わりやその魅力についての講演を多数予定している。

同館前では餺飥の試食や古代豆腐、三輪そうめんなど、和食のルーツを楽しめる「奈良食文化祭」も実施。20~23日には、JR奈良駅前の市総合観光案内所前に会場を移して実施する。いずれも午前10時~午後6時。担当者は「昔から奈良の人々は、うまいものを食べてきた。そんな奈良の食文化の深さを知ってもらえたらうれしい」としている。
そうめんは中国後漢時代の記録にある「索餅(さくべい)」が原型で、それが奈良時代に伝えられて三輪そうめんになった。これが日本で最も古い「麺類」であり「粉もん」である。今回はそれに加えてうどんも奈良(春日大社)がルーツだと分かったのである。ちなみにそば(そば切り)の歴史はもっと新しく、安土桃山時代頃ではないかといわれていて、発祥地はハッキリしない(そばはもともと麺でなく団子の形で食べられていたようである)。餺飥にまつわる話は、当ブログでも紹介した。

このイベントのメイン行事は「うどんルーツサミット」(定員100名=抽選)である。参加者には、餺飥を現代風にアレンジした「春日はくたくうどん」の無料試食券と、同うどんの「お持ち帰り用」がプレゼントされる。なお一部のチラシに、同サミットの開始が10時とか10時15分とかで出ているが、それは間違いで、正しくは「正午スタート」である。
同サミットへの申し込みはすでに締め切られているが、まだ若干の残席があるそうだ。お申し込みは、氏名、年齢、住所、連絡先を記入し、メール(nara@insyoku.daa.jp)かFAX(0742・36・5567)でお申し込みいただきたい。お問い合わせは、奈良の食文化研究会(電)0742・33・3939へ(電話は午前11時近くにならないと通じない模様)。申し込み用紙は、こちらである。
9/20(日)~9/23(水)までは「奈良食文化祭」として、JR奈良駅前の「奈良市総合案内所」で「和食のルーツを食べ尽くす」(10:00~18:00)と「春日はくたくうどん」(15:00~18:00)という2つのイベントが行われる。皆さん、このシルバーウィークは、ぜひ「うどんルーツサミット&奈良食文化祭」に足をお運びください!
※この記事の画像(=パンフレット)は、すべて奈良の食文化研究会さんから送っていただいた
うどんの元祖とされる「餺飥(はくたく)」や、手延べそうめんの原型とされる「索餅(さくべい)」-。「うどんのルーツは奈良にあり」との説に基づき、奈良の食文化の奥深さを広くPRするイベント「うどんルーツサミット&奈良食文化祭」が9月19~23日、奈良市で開催される。奈良の食文化の新しい魅力発信に取り組むNPO法人「奈良の食文化研究会」(奈良市)や、奈良市飲食店組合が開催。

うどんの起源には諸説あるが、同研究会などは昨年、平安時代の貴族の日記「小右記」に、天皇の春日大社行幸(989年)の際、一行に餺飥が献上されたという記述から、「うどんのルーツは奈良」との新説を提唱した。餺飥は小麦粉を練って平らに伸ばしたもので、幅約2センチ、長さ約20センチ。同研究会などは古い文献をもとに再現した餺飥をご当地グルメに育てようと、さまざまなイベントを開いている。
「うどんルーツサミット」は、9月19日正午~午後4時、なら100年会館で実施。伝承料理研究家、奥村彪生氏が「日本の麺のルーツを探る」をテーマに基調講演するほか、奈良と麺の関わりやその魅力についての講演を多数予定している。

同館前では餺飥の試食や古代豆腐、三輪そうめんなど、和食のルーツを楽しめる「奈良食文化祭」も実施。20~23日には、JR奈良駅前の市総合観光案内所前に会場を移して実施する。いずれも午前10時~午後6時。担当者は「昔から奈良の人々は、うまいものを食べてきた。そんな奈良の食文化の深さを知ってもらえたらうれしい」としている。
そうめんは中国後漢時代の記録にある「索餅(さくべい)」が原型で、それが奈良時代に伝えられて三輪そうめんになった。これが日本で最も古い「麺類」であり「粉もん」である。今回はそれに加えてうどんも奈良(春日大社)がルーツだと分かったのである。ちなみにそば(そば切り)の歴史はもっと新しく、安土桃山時代頃ではないかといわれていて、発祥地はハッキリしない(そばはもともと麺でなく団子の形で食べられていたようである)。餺飥にまつわる話は、当ブログでも紹介した。

このイベントのメイン行事は「うどんルーツサミット」(定員100名=抽選)である。参加者には、餺飥を現代風にアレンジした「春日はくたくうどん」の無料試食券と、同うどんの「お持ち帰り用」がプレゼントされる。なお一部のチラシに、同サミットの開始が10時とか10時15分とかで出ているが、それは間違いで、正しくは「正午スタート」である。
同サミットへの申し込みはすでに締め切られているが、まだ若干の残席があるそうだ。お申し込みは、氏名、年齢、住所、連絡先を記入し、メール(nara@insyoku.daa.jp)かFAX(0742・36・5567)でお申し込みいただきたい。お問い合わせは、奈良の食文化研究会(電)0742・33・3939へ(電話は午前11時近くにならないと通じない模様)。申し込み用紙は、こちらである。
9/20(日)~9/23(水)までは「奈良食文化祭」として、JR奈良駅前の「奈良市総合案内所」で「和食のルーツを食べ尽くす」(10:00~18:00)と「春日はくたくうどん」(15:00~18:00)という2つのイベントが行われる。皆さん、このシルバーウィークは、ぜひ「うどんルーツサミット&奈良食文化祭」に足をお運びください!
