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大和情熱野菜(青果店)が近鉄百貨店奈良店に出店!/奈良のうまいもの会、3月中旬に(2018 Topic)

2018年02月07日 | 奈良にこだわる
奈良のうまいもの会は、県の「奈良のうまいものづくり」プロジェクトからスピンアウトした団体で、奈良の「食」を全国にアピールする販促組織だ(HPはこちら)。2011年に結成された。アンテナショップである「奈良のうまいものプラザ」(JR奈良駅構内)も運営している。私も少し関わっていて、当ブログでも何度か紹介している。発足時のブログ記事は、こちら、第2回認定プレミアム商品審査会の模様は、こちらだ。

いよいよ同会は3月中旬、近鉄百貨店奈良店地下1階に青果店「大和情熱野菜」をオープンさせることになった。昨日(2/6)の産経新聞奈良版に《「大和野菜」全国区目指せ 県内「食のスペシャリスト」提携農家から厳選》として詳しく掲載されている。全文を引用すると、

安全安心でおいしい奈良の食材を広めようと活動する一般社団法人「奈良のうまいもの会」(井上昇代表理事)が3月中旬、奈良市西大寺東町の近鉄百貨店奈良店地下1階に青果店「大和情熱野菜」をオープンさせることが、関係者への取材で分かった。全て県産の野菜や果物を30~50品目取り扱う予定で、大和野菜の認知度アップを担う発信拠点として期待されそうだ。 (竹谷朋美)                   

地元に根付いた特色を模索する同百貨店と、大和野菜を全国区のブランドに育てたい同会の思惑が一致。同会の小倉聡・連携推進委員長(59)らが中心となり、県内のシェフや野菜ソムリエといった食のスペシャリストが、50軒を超える提携農家が手がけた野菜や果物を厳選した。

青果店は、同会が株式会社「大和情熱野菜」を立ち上げて運営。伝統野菜の大和丸なす、糖度の高さで知られるブランドイチゴ「古都華(ことか)」など、奈良が誇る県産食材を販売する。

県特産の大和野菜は、全国屈指のブランド力を誇る京野菜に比べ、県外における認知度がまだまだ低い。志賀直哉の随筆をきっかけに「奈良にうまいものなし」というありがたくない言葉も定着しているが、小倉委員長は「知られていないだけで、奈良にはおいしいものがたくさんある。シェフらが目利きした県産100%の産直野菜を多くの人に食べてもらいたい」と力を込める。オープンに向け、現在は生産者との打ち合わせを重ねているという。

同会はまた、「食」と「農」を担う人材を育成する「なら食と農の魅力創造国際大学校」(桜井市)と連携してホームページを制作。野菜の上手な使い方やレシピを動画で公開する計画を進めており、「奈良にうまいものあり」とPRしていく考えだ。


見出しには「大和野菜」となっているが、大和野菜と「大和情熱野菜」は、微妙に違う(重なっている部分もあるが)。大和情熱野菜とは《野菜について「無農薬」という表示が許されていないことをご存知でしょうか?それは科学的な検証が困難で、消費者の優良誤認を招くとの理由からです。では、どうすれば本当に安全・安心で美味しい野菜を見分けられるのか?私たちは、① 土壌診断、② シェフたちによる試食 を認定基準に選びました》(大和情熱野菜のサイト)というものだ。

奈良のうまいものプラザ内のレストラン「古都華」では、美味しい大和情熱野菜を使ったメニューが提供されているが、大和情熱野菜を入手するのは、結構大変だった。これがデパートで入手できるというのは、朗報である。同会のHPには、

近鉄百貨店奈良店への出店のお知らせ(2018.1.15)
一般社団法人奈良のうまいもの会は、近鉄百貨店奈良店への常設売り場出店を正式に決定いたしましたのでご案内を申し上げます。今回の出店に際しまして、当会が筆頭株主となる株式会社大和情熱野菜を新しく設立。新会社が運営にあたり、近鉄百貨店地下1階の生鮮食品売り場の一部を『大和情熱野菜コーナー』として刷新いたします。

「大和野菜の豊かさ」「生産者の思い」「プロからのメッセージ」
奈良県産の豊かな食材が主役であり、生産者の思いを繋げられること。品質の良さと選ばれる理由をプロ(シェフ)目線から伝えられる空間として、ありのままの姿の「自信」と「なじみやすさ」をテーマにモダンで明るくスタイリッシュな販売店舗を目指します。


生産者、流通・販売業者、関係業者(印刷、包装資材、メディアなど)が加盟する「奈良のうまいもの会」ならではのプロジェクトである。これはいいチャレンジだ。皆さん、ぜひオープンの暁には、近鉄百貨店奈良店に足をお運びください!

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