tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

風の神さま・龍田大社の風鎮大祭/毎日新聞「ディスカバー!奈良」第70回

2018年06月17日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」を連載している。先週(6/14)掲載されたのは「風水害防ぎ豊作祈る 三郷町・龍田大社の風鎮大祭(ふうちんたいさい)」、執筆者は安堵町在住の柏尾信尚さん。
※トップ写真は、拝殿前の仕掛け花火 

柏尾さんは法隆寺でボランティアガイドを務めるほか、大相撲、鉄道などに造詣が深く、これらの分野でも講演をこなされている。ガイド名人を決める「第1回Nara観光コンシェルジュアワード」では、優秀賞を獲得された。では記事全文を紹介する。


この動画は、同大社のホームページから拝借

龍田大社は信貴山の東南、大和川北側の山裾に鎮座します。全国の風の神の総本宮で、「風神」と呼ばれ、御祭神は天御柱大神(あめのみはしらのおおかみ)、国御柱大神(くにのみはしらのおおかみ)です。創建は2100年ほど前、第10代崇神天皇が夢で神託を授けられ、造営されたと伝わります。

龍田大社で毎年7月の第1日曜日に行われるのが「風鎮大祭」です。日本書紀には675年にすでに行われていたと記されており、4月4日の例大祭と対をなし、かぜしずめの祭りとも称されています。



風鎮大祭が開かれる龍田大社

当日は午前10時半から、神事や神楽の奉納が行われ、午後からは居合劔詩舞道や風神太鼓、河内音頭などが奉納されます。そしてクライマックスは夜9時からの風神花火奉納で、迫力満点です。最後は拝殿前の仕掛け花火に点火し、すべての催事が終了します。平昌五輪を前に、スキージャンプの高梨沙羅選手が、風を味方にしようと祈願に訪れたそうです。

メモ 龍田大社へはJR三郷駅から徒歩約5分(奈良まほろばソムリエの会 柏尾信尚)。


今年の風鎮大祭は、7月1日(日)。ぜひ、お参りください!  

         
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