tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

第4回Nara観光コンシェルジュアワード、最優秀賞は八尾鈴子さん(斑鳩アイセスSGG)

2019年02月17日 | 奈良にこだわる
奈良のガイド名人を認定する「Nara観光コンシェルジュアワード」(日本語ガイドの部)の4回目が昨日(2/16)、奈良商工会議所で開催された。


谷口宗男氏(奈良商工会議所副会頭)による開会挨拶



これは《奈良を訪れる観光客に対して、高度な技量とおもてなしの精神を持ち合わせるスペシャリストを選出・認定する最終選考会を公開で実施いたします。また、ザイレ暁映師(興福寺・録事補)よる講演もおこないますので、この機会に是非、ご参加ください。》(同会議所のHP)というものである。


最終プレゼンテーションが始まった。まずは八尾鈴子さん


続いて竹尾秀明さん


最後は山﨑愛子さん



最終選考に残ったのは、八尾鈴子さん(斑鳩アイセスSGG)、竹尾秀明さん(奈良まほろばソムリエの会、王寺観光ボランティアガイドの会)、山﨑愛子さん(奈良まほろばソムリエの会)の3人だった。



審査の時間を利用して、興福寺の僧侶・ザイレ暁映(ぎょうえい)さんによる講演「蘇る天平の夢-興福寺の過去、現在、そして未来を語る-」が行われた。ザイレさんは《ドイツまれ。米国に移住し、カリフォルニア大学では日本古典文学を 専攻。留学などを経て2010年龍谷大客員研究員。11年に興福寺で出家得度し、現在に至る》(同HP)という方である。豊富な写真を使い、興福寺について分かりやすく解説していただいた。



一般審査員を含む厳正な審査の結果、最優秀賞は八尾鈴子さん、優秀賞は竹尾秀明さん、山﨑愛子さん、と決定した。つまり、最終選考に残った3人全員が賞を獲得したのである。









今回は審査が難航しただろう。3人とも持ち味が違い、それぞれ個性あふれるプレゼン(模擬ガイド)だったからだ。最優秀賞を受賞された八尾さんは72歳。年齢を感じさせない元気いっぱいの身振り・手振りを交えての熱演だった。普段は法隆寺で外国語ガイドと日本語ガイドの両方をこなされているというから、すごい。





奈良まほろばソムリエ検定10周年を記念して始まったこのアワード、私は毎回傍聴している。傍聴席にはいつもたくさんのボランティアガイドさんたちがいて、これはとても良い教育・訓練の機会となっている。次回はいよいよ第5回、今から楽しみにしている。
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