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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

聖徳太子レクチャー・朗読コンサート「太子の祈りは水の流れとともに」

2021年11月11日 | 奈良にこだわる
月曜日(2021.11.8)「聖徳太子レクチャー・朗読コンサート」と銘打った「太子の祈りは水の流れとともに」を聞きに行ってきた。以前、当ブログで紹介した音楽イベント「万葉からの祈り~vol 2」(主催:一般社団法人「まほろば芸術ラボ」)の第4回である。主催者のHPには、
※トップ写真は、山本昌代さん(まほろば芸術ラボ理事長)



11月8日(月) 三輪山 平等寺 (無料公演) 聖徳太子レクチャー・朗読コンサート
 「太子の祈りは水の流れとともに〜難波津〜竜田古道〜初瀬へ」
 心よみ×レクチャー 垣本麻希(奈良まほろばソムリエ)/山本昌代(ソプラノ)/山口美樹子 (ピアノ)/開場 13:30 開演 14:00



平等寺は、聖徳太子が開いたという伝承がある


お寺の飼い猫だろうか


木に登ったり降りたり、見事に前座を務めてくれた


これは、ズルズルと降りるところ

私としては、初回の菊乃さんたちの「オープニング 舞」(10/16 大神神社 大礼記念館)に続く2回目の参加となった。今回は同法人理事長の山本昌代さん(声楽家)と副理事長の山口美樹子さん(ピアニスト)がコンビを組み、そこに同法人会員の垣本麻希さん(NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員)が「心よみ&レクチャー」として加わる、という豪華キャストだった。


行燈は、株式会社カキモト(生駒郡三郷町立野北2丁目19-8)の華倭里(かわり)行燈だ

そのため今回は早くに満席となり、キャンセル待ちが出るほどの人気だったという。確かに当日は会場の平等寺(桜井市三輪38)本堂は、身動きが取れないほどの盛況だった。山本昌代さんは、ご自身のFacebookに、次のように投稿しておられた。




垣本麻希さんの「心よみ&レクチャー」、いいお声だった

おはよう御座います。昨日(11/8)は「万葉からの祈り〜vol 2. 」第4日目、三輪山平等寺様で「聖徳太子1400年遠忌記念、太子の祈りは水の流れとともに〜」を無事開催させていただきました。数日前から大雨予報が出ていたのでお天気模様が心配でしたが、朝は晴れ間も見え、お客様が傘を出されることなく無事終演いたしました。


垣本さんのニックネームは「ソムリエの会の松坂慶子」、私が命名した。似てるでしょう?

ただ、お客様をお見送り時に一瞬パラパラと雨が降ったかと思ったら、寺院の空には大きな美しい虹がかかっていました。16年間の托鉢で本堂を再興された丸子御住職の聖なるお寺でこの公演をさせていただきました事、私の拙い歌を奉納させて頂いた事に感謝するばかりです。寺社関係者の皆様、遠方からもお運びくださったお客様、本当にありがとうございました。



◯次郎丸智希 作曲
 第1首 天智天皇
  秋の田の かりほの庵の 苔をあらみ わが衣手は 霧に濡れつつ
 第2首 持統天皇
  春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天香山
 第3首 柿本人麻呂
  あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む
 第5首 猿丸太夫
  奥山に もみぢ踏みわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき
 


 第17首 在原業平朝臣
  ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
 第19首  伊勢
   難波潟 短き芦の ふしの間も 逢はでこの世を すぐしてよとや
 第18首 藤原敏行朝臣
   住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ

◯貴志康一作曲
  第7首  阿倍仲麻呂
  天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも



小柄な山本さんが、とても大きく見えた!

万葉集や百人一首に出てくる和歌に節をつけ、ピアノの伴奏でソプラノ歌手が朗々と歌い上げるというのは初めて聞いた。仏堂の中は音がよく反響し、体全体が音に包まれるような錯覚を覚えた。

2ヵ月の間に、こんなハイレベルなコンサートを6つもこなすというのは、相当な集中力と体力が必要だろうとお察しする。11/12(金)は残席わずか、11/20(土)はまだ余裕あり、とのこと。要予約で、お申し込み先はこちら「info@mahorobalab.org」である。皆さん、ぜひお申し込みください!





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