tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

喜多弘樹さんの「変わらぬ大和の風景」(奈良新聞「明風清音」2021.11.25付)

2021年11月26日 | 日々是雑感
昨日の奈良新聞「明風清音」(11/25付)を拝読した。今月から奇数月の第4木曜日、新たに執筆陣に加わった喜多弘樹さんの「変わらぬ大和の風景」だった。吉野町のご出身、故前登志夫氏に師事された歌人でもと編集者。30数年間東京で編集のお仕事をされ今年、奈良に帰郷された。1953年(昭和28年)のお生まれというから、私と同年輩である。奈良に戻られた感慨をこのように綴っておられる。
※トップ写真は、十津川村の山並み。2016.11.11撮影

三十数年の都市生活から落人のようにこの地に戻ってきた帰郷者の目には、すべてがなつかしい光景としてまばゆかった。そんなに大和の風景は変わってはいなかった。何よりも私の心を落ち着かせたのは、四方の山並みを眺めることで東西南北の方向をしかと確かめることができたことだった。東京にいては山が見えない。どこに向かって歩いているのか、その途方もない不安感にしばらく悩まされた。

全文は末尾の記事画像をお読みいただきたい。一部を切り取ることが憚(はばか)られるほどの名文である。これから奇数月の第4木曜日が待ち遠しい。私も見習わなければ…。

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