tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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勝手に「じゃこ天」応援買い!

2023年11月01日 | 日々是雑感
秋田県知事の「貧乏くさい」発言が、波紋を広げている。一昨日(10/30)、私のFacebookに〈こんな写真を見たら、秋田県知事は「貧乏くさい」と一蹴されるのでしょうね〉と書いて、大和の茶粥の写真を載せたところ、210名の「いいね!」と38件のコメントをいただいたので、ちょっと驚いた。

そもそも「文化相対主義」という。人間の「文化」を、それぞれ独自の価値体系をもつ対等な存在としてとらえるという態度のことだ。食文化も文化なので、知事の「ステーキかと思ったら、じゃこ天だった」という発言は、愛媛県に失礼なだけでなく、「文化相対主義」にも反している。



実は私、「じゃこ天」には思い入れがある。学生時代、大阪で下宿している時、同じ下宿屋に八幡浜市(愛媛県=宇和島市の北)出身の男がいて「tetsudaさん、いちど八幡浜のじゃこ天を食べてみてください、とても美味しいですよ」と薦めるのである。何でも、じゃこ(雑魚)を皮や骨のついたまますり身にして揚げるので、独特の味と食感を楽しめるのだという。

「ふ~ん、そんなに美味しいのか」と思い、大阪市内のデパートで見つけ(宇和島市のじゃこ天だった)、買ってみた。見た目は大ぶりのさつま揚げだが、食べてみると、ワイルドでこれは美味しい。普通のさつま揚げでは、こうはいかない。私は網に乗せて炙(あぶ)ったり、だし醤油で軽く炊いたりしていただいた。酒の肴にもってこいだ。スーパーでも売っているが、たいていデンプンの含有量が多いので、少し高くてもデパートで買うのがお薦めだ。



2~3年前、大阪の阪神百貨店の催場で安岡蒲鉾(宇和島市)のじゃこ天を見つけ買って帰ると、おお、これはうまい。1枚が200円ほどで決して「貧乏くさい」ものではない。早速、取り寄せることにして現在に至っている。冷凍にすると1ヵ月ほど保存できるので、とても重宝している。

じゃこ天、秋田県知事の「貧乏くさい」発言以来、秋田県民からの注文が増えているようだが、早速私も追加注文することにしたい。同社のオンラインショップは、こちら。皆さんも、ぜひ本場の味をお楽しみください!

※11/8追記 安岡蒲鉾さんのFacebookで発見しました。代々木公園での合同イベントが成功裡に終了したそうです。応援買いをする秋田県民もやさしいですが、愛媛県民も、やさしい!

コメント (4)
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