tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

川上村にデジタル天体望遠鏡/スマホやタブレットで星座を観察!(2021 Topic)

2021年11月25日 | お知らせ
昨日の奈良新聞(2021.11.24付)に、〈レンズのぞかず観測 川上にデジタル天体望遠鏡 自動検出、端末に撮像〉という記事が出ていた。川上村の夜は暗いので、星空観測にはうってつけだ。夜空の暗さは「SQM( sky quarity meter )」という指標があり、「星空日本一」で有名な長野県阿智村は 「21.58」、それに対して川上村の観察会場の数値は「21.57」というから、すごい!記事冒頭には、
※トップ写真は、奈良新聞のサイトから拝借した

自動で天体を検出する機能を備えたデジタル天体望遠鏡を川上村が購入した。レンズをのぞかずに手元のタブレット端末で星を見ることができ、村は「ウィズコロナ時代の新しい星空観察を体験して」と呼び掛けている。フランスの新企業、ユニステラ社が開発した望遠鏡で、本体にインプットされた2千万個の星座標データと実際にとらえた星空を照らし合わせて自動で天体を認識できる。

全文は記事の画像を見ていただきたいが、記事末尾の文章を紹介しておく。

同村源流ツーリズム推進室の佐藤充次長(53)は「これまでの天体望遠鏡で銀河や星雲を観察するには並外れた知識と技術、経験が必要でした。川上村で最新の望遠鏡を囲み、宇宙を身近に感じてもらいたい」といざなう。

新型コロナの影響で休止していた村営ホテルの星空観察会付き宿泊プランも今月から再開した。宿泊の問い合わせはホテル杉の湯、電話0746-52-0006、望遠鏡に関する問い合わせは村役場内の源流ツーリズム推進室、電話0746-52-0111。


AIを使って手元のスマホやタブレットで星空を観察できるとは、すごい仕掛けができたものだ。聖夜の星空を、カップルで楽しむというのも良さそうだ。皆さん、いかがですか?




以下は本件にかかるニュースリリース(報道発表資料)



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【奈良まほろばソムリエの会 協力】 清酒発祥地・奈良を巡る1泊バスツアー 募集開始!(2021 Topic)

2021年11月24日 | お知らせ
こんなバスツアーの募集が始まった!1泊2日で、奈良県内の日本酒に関係する神社仏閣を巡り、夜は県下の銘酒の試飲と豪華な「雪丸ディナー」が楽しめるというスペシャルツアーである。

JR・近鉄奈良駅発着で、宿泊はできたばかりの「東横INN奈良王寺駅南口」。初日のランチ(ホテル日航 奈良)、ディナー(王寺町のことぶき本店)、2日目の朝食(東横INN)がついている(2日目のランチは王寺駅前で自由昼食)。



初日、奈良のお酒のことなら何でもご存じの杉本憲司さんが、奈良酒の解説をしてくださる。私はバスに乗り込んで2日間、お酒や社寺の歴史などを車内外でガイドする。またご参加者全員に、京阪奈新書『奈良百寺巡礼』(税込み1,078円)が無料プレゼントされる。

王寺町観光協会の企画で、ツアー料金は@27,000円(税込み)だ。ご予約は王寺町の愛和トラベル(愛和交通グループ)☎0745-32-1110(平日のみ 10時~17時)へ。王寺町観光協会の公式HPによると、


正暦寺(しょうりゃくじ)の「菩提酛(ぼだいもと)清酒祭」の様子(例年1月開催)

清酒発祥地・奈良を巡る 1泊2日ツアー ご予約受付中です!
「東横イン奈良王寺駅南口」で宿泊する、奈良まほろばソムリエの会 専務理事 鉄田憲男氏監修・同行の下記ツアーを開催します。

【ツアー名】清酒発祥地・奈良を巡る旅 最小催行人数15名
【実施日】 令和4年2月26日(土)出発 1泊2日 *行程表は別紙にあり
【ツアー料金】1名様 27,000円(税込み)1名1室
【食 事】  昼1、夜1、朝1つき
【特  典】  『奈良百寺巡礼』(奈良まほろばソムリエの会著)お1人1冊プレゼント
       聖徳太子ゆかりの地を巡ろう!一日乗り放題の奈良交通「わんデイパス」
       お1人1枚プレゼント



大安寺「ささ酒祭り」の様子(例年1月開催)

≪行程ポイント≫
◎日本で初めて清酒を醸したといわれる正暦寺参拝や酒造りの神を祀る大神神社などを参拝。僧侶・神職の解説つきです♪
◎鉄田氏と酒販店「もも太朗」社長杉本憲司氏による清酒にまつわる講座つきです♪
◎夕食は味わい処 ことぶき本店にて「雪丸ディナー」をご用意♪
◎2日目のランチは王寺で自由昼食!旅の最後のお食事に”王寺町で締めのラーメン♪”もお楽しみ頂けます。
☆食後、最後の訪問地は達磨寺。雪丸に会いに行こう!
食べて飲むだけじゃない!おいしく奈良を学ぶ旅。ぜひご参加ください。



大神(おおみわ)神社「酒祭り」(醸造安全祈願祭)の様子(例年11月開催)

ツアーチラシ(PDF)はコチラ
予約は下記愛和交通グループ愛和トラベルへ
☎0745-32-1110(平日のみ 10時~17時)


奇しくも私が会社を完全リタイア後、第1弾の企画となった。同様の企画はこれまでに何度か開催してきたが、いずれもご好評いただいてきた。めったに聞けない杉本社長の解説が聞けたり、天理市の「中西ピーナッツ」でツマミを買い込んだり(ディナーに持ち込み可)、大安寺では「ささ酒祭り」の笹酒を小さなペットボトルで頂戴したり、「グルメの町・王寺」の名店でランチ(自由昼食)が味わえたりと、随所に楽しい仕掛けをちりばめてある。驚きと感動の2日間となることうけあいだ。

お申し込みは愛和トラベル 0745-32-1110(平日のみ 10時~17時)。ぜひ、お早めにお申し込みください!

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邪馬台国は纒向説(桜井市)が、俄然有利に!/奈良新聞「明風清音」第66回

2021年11月23日 | 明風清音(奈良新聞)
邪馬台国論争については、多くの人たちが関心を寄せている。NHKBSプレミアムでは、2021年の元旦に「邪馬台国サミット2021」を放送した。
※トップ画像はNHKのHPから拝借した。

「邪馬台国はどこにあったのか?」「女王・卑弥呼とは何者なのか?」長年にわたる九州説と近畿説の論争はいまだ決着を見ていない。また、近年相次ぐ考古学的な発見からは、古代日本の姿をめぐる新たな知見が続々登場している。今回、第一線で活躍する研究者が一堂に会して「邪馬台国サミット2021」を開催!最新の証拠や資料をもとに自説をぶつけ合う歴史激論バトルを繰り広げる。これを見れば邪馬台国論争の最前線がわかる!

というふれ込みだったが、各研究者が静かに自説を述べただけに終わった。私は素人だし奈良県民なので、畿内説(纒向説)をとる。最近の研究などから見えてきた「邪馬台国は纒向だ」という論拠について、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿した(2021.11.18付)ので、以下に全文を紹介する。

邪馬台国「畿内説」考
邪馬台国論争がなかなか決着しないなか、「結局、邪馬台国は九州ですか、畿内ですか」というご質問をよくいただく。

▼百家争鳴「邪馬台国論争」
私は当然「畿内説」に立つが、一般的な説明としては〈近年の邪馬台国所在地論争は、考古学的調査結果と絡みあう形でますますヒートアップし、例えば吉野ヶ里遺跡(佐賀県神埼市吉野ヶ里町)や纒向(まきむく)遺跡(奈良県桜井市)といった弥生時代の大遺跡と卑弥呼の所在地を重ね合わせる論議がその代表格である。また古墳出土品の年代測定の精緻化により、箸墓古墳(奈良県桜井市)の築造年代が三世紀半ばまで上がってきたことで、近畿説論者の間では箸墓被葬者論争(卑弥呼か、台与[壱与]か、それ以外の王か)も熱を帯びてきた。今や百人いれば百人が邪馬台国や卑弥呼について自説を唱える百家争鳴状態に陥っている〉(佐藤信編『古代史講義』ちくま新書)。

▼畿内説は「纒向説」
「九州説」では候補地が10ヵ所以上あり、大規模な環濠集落跡や城柵跡、物見櫓(やぐら)跡が見つかった吉野ヶ里遺跡が形勢有利なものの、現時点ではまだ候補地を絞り込めていない。しかし「畿内説」はもはや「纒向説」だと言っても過言ではない。纒向遺跡で平成21年に発見された3棟の建物が、卑弥呼が生きた3世紀前半に建てられたものと推定されている。また平成19年に出土した木製の仮面は、巫女などによる祭祀に使われたものと考えられている。 

同年には、3世紀前半のベニバナの花粉(染料や化粧品に使う)も見つかった。エジプト原産のベニバナは日本には自生しないので、纒向遺跡は中国などとの交易があったのだろう。

これらを受け〈今日では邪馬台国の所在地は畿内説が有力になっていると言えます。同様に現在の日本史の教科書には、九州説と畿内説の両方が紹介されていますが、注釈として「奈良県桜井市の纒向遺跡では、2009(平成21)年に3世紀前半頃の整然と配置された大型建物跡が発見され、邪馬台国との関係で注目されている(山川出版社『改訂詳説日本史B』)とあります〉(本郷和人著『変わる日本史の通説と教科書』宝島社新書)。

▼「やまと(やまど)こく」
井沢元彦氏は、『逆説の日本史』(小学館文庫)などで早くから、古代中国では邪馬台国は「やまたいこく」ではなく「やまと(やまど)こく」と発音されていたと指摘していた。〈私が言い続けていたことが幸いしたのかどうかわかりませんが、現在の教科書には、「やまたいこく」というふりがなだけでなく、括弧書きですが、「やまとこく」という読みが併記されています〉(『学校では教えてくれない日本史の授業 天皇論』PHP文庫)。

その記載例として、山川出版社の前掲書、三省堂『日本史B改訂版』、桐原書店『新日本史B』の3冊を挙げている。そして井沢氏は邪馬台国が「やまとこく」であるなら、邪馬台国はヤマト政権(大和朝廷)と同じものだと考えるのが自然だ、としている。

しかも纒向遺跡には、日本最古の大型前方後円墳・箸墓古墳がある。〈箸墓古墳こそ(3世紀半ばに死んだ)卑弥呼の墓ではないかと考えたのですが、(『逆説の日本史』の)原稿にはそう書けなかったのです。なぜ書けなかったのかというと、考古学の先生に箸墓古墳は4世紀のものだから絶対に違う、と言われたからです。(中略)ところが、ここ数年の間に、箸墓古墳は卑弥呼の時代と同じものだということになったのです〉(同書)。

さらに『魏志倭人伝』には、卑弥呼の墓は径百余歩(直径144㍍余り)とある。するとこれは後円部の直径約150㍍の箸墓古墳と一致するのだ。九州では、こんな大きな墓(古墳)は見つかっていない。百家争鳴の邪馬台国論争、纒向説での早期決着を期待する。(てつだ・のりお=奈良まほろばソムリエの会専務理事)


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会社を完全リタイアしました、今後は奈良まほろばソムリエの活動に専念します!

2021年11月22日 | 日々是雑感
おかげさまで本日(2021.11.22)無事、68歳を迎えることができました。会社の規定では定年延長制度の最長が満68歳ですので、これで完全リタイアです。こんな私を43年間も雇ってくれた南都銀行に、深く感謝しています。先輩・同僚に恵まれ、充実した43年でした。
※トップ写真は長年一緒に仕事をしてきたT嬢(向かって左)とY嬢
これら3枚の写真はすべて、最後の出勤日(2021.11.19)に撮影

現役時代は、大半を総合企画部(現在の経営企画部)で勤務しました。本業である経営企画の仕事はもちろん、並行して担当させていただいた広報や環境ISO(現在のSDGsにつながる)の仕事の経験は、今も多いに役立っています。給料をいただきながら、良い勉強をさせていただきました。一旦定年となった60歳以降は、私から希望して観光振興を担当させていただきました。


地域事業創造部の大田部長と

平和産業と言われる観光業は、コロナ禍の今は厳しい状態が続いていますが、ここへ来て沈静化の動きにあり、奈良公園でも近隣の商店街でも、往年の賑わいが戻りつつあります。観光資源に恵まれた奈良は、これから回復軌道に乗ってくると期待しています。


地域事業創造部の皆さん

私が専務理事を務めるNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は設立から10周年を迎え、ますます脂が乗ってきました。特に今年からは「奈良まほろばソムリエ検定」の業務の一部を受託するなど、活動の幅が広がって参りました。当会へのガイドや講演についてのリクエストも増え、また奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」への出演なども継続して参ります。

一旦定年を迎えた60歳当時と、68歳の今を比べますと、私の体調はむしろ今の方が良好です。十分な睡眠を取り、ウオーキングで運動不足を解消し、バランスの良い食事のおかげで、「これから何をやろうかな」と前向きな気持ちになっています。

これからも奈良を盛り上げる活動に邁進して参りますので、今後とも、ご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
コメント (2)
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「DESIGN SETTA SANGO」(デザイン雪駄 三郷)と「カフェ・ファンチャーナ」の星田和彦 さん

2021年11月20日 | 奈良にこだわる
星田和彦さんをご存じだろうか。JR三郷駅前の人気店「カフェファンチャーナ」(生駒郡三郷町立野南1-24-5 ハビタブル三郷1F)を運営するとともに、株式会社DESIGN SETTA SANGOの代表を務める。ファンチャーナは私もお邪魔し、当ブログでも紹介させていただいた。
※トップ画像は、DESIGN SETTA SANGOの公式HPから拝借した

同社は、南都銀行が主催するビジネスプラン事業化支援プロジェクト「第7回<ナント>サクセスロード」で最優秀賞(賞金100万円)を獲得された。プラン名は〈三郷町の職人技がこもる雪駄「DESIGN SETTA SANGO」の海外展開〉だ。オリジナルの雪駄を作り、それで海外展開を図ろうという頼もしい企画である。そんな星田さんが南都銀行の行内誌「なんと No296」(2021夏・秋合併号) の巻頭言に登場した。以下に全文を紹介する。


写真はファンチャーナ前で、星田さんご夫婦と(写真はすべて2020.11.11に撮影)

株式会社DESIGN SETTA SANGO
代表取締役社長 星田和彦(ほしだ・かずひこ) さん
セッタを世界のスタンダードに


2009年、夫婦二人で三郷町に「カフェファンチャーナ」をオープンしました。来店してもらうため、陶芸家のイベント、音楽ライ
ブ、ワークショップなど、たくさんの仕掛け作りを行い、3年目になると予約で満席になる店になりました。2013年、お世話になった三郷町に恩返しするために地場産業の紹介をするイベントを企画し、そこで初めて三郷町の草履づくりについて知りました。

たまたまカフェの常連客で仲の良かった男性が、実は草履職人ということを知り、イベントの企画を持ちかけました。「カフェに来る若い女性の方がオシャレにはける三郷の雪駄をデザインする」イベント名はDESIGN SETTA SANGO(DSS) です。そこで、響きもかっこよく海外の方も言いやすいだろうという理由から草履でなく「セッタ」と呼ぶことにしました。

イベント開始1週間で用意したセッタは完売しました。一度きりと考えていたイベントでしたが、好評だったため翌年も開催し、2度目のイベントでも1週間ほどで完売。やがてこのセッタを求め長蛇の列ができ、カフェがセッタを販売するなどの新鮮さが話題となりメディアからも注目されることとなりました。



2 0 1 5 年、経済産業省主導Wonder500の受賞をきっかけに、ブランド化することを決意し、株式会社DESIGN SETTA SANGO を立ち上げました。法人化したのは、これからの展開に向けブランドの信用度を向上させることと、材料費を職人負担ではなく、法人で購入し仕上がった商品もすべて買い取る、その資金力を作ることが目的でした。

長く愛されるブランドになるため、商品力とともに職人たちが長く作ることができる環境づくりも大切であると思ったからです。昨年、目標であったオンラインストアでの47都道府県すべてのお客さまからの受注の目標を達成。次のステップであった奈良をフューチャー
したセッタの作成に着手しました。

奈良の誇るべき天平文様と奈良の伝統産業である履物職人が作ったセッタを海外の方に実際に使ってもらいたい。それが奈良ブランドを扱う私たちの使命であると感じたからです。セッタの主役は鼻緒です。大和高田市にある刺繍会社の精度の高い刺繍技術で鼻緒に天平文様の刺繍をしてもらえないかと持ち掛けたところ快く協力していただき、ここから商品開発への試行錯誤が始まりました。



もちろん最初から順調ではありませんでした。刺繍では何度もミシンの針が折れ、糸が切れました。鼻緒の仕立ての際には、ひねり等の生地の伸び具合で、うまく思った位置に刺繍ができず、刺繍の位置や生地の厚み、糊の具合を何度も調整しながら試作を繰り返し、2年かけて完成形となりました。

海外展開も視野に入れたこのセッタは、海外のさまざまな生活環境にも順応できる素材を使用し、強度と耐久性を向上させました。天(足を乗せる台部分)の素材には京都の織物会社に力を貸していただきました。歩きやすさと美しいフォルムが特徴のオリジナルソールは、御所市の職人による全国的にも希少な加工底とよばれる技術を採用しています。

こうしてたくさんの企業・職人が技術と思いを込めた奈良の誇るべきセッタが誕生しました。 最後に、私たちが掲げる海外展開のコンセプトは「セッタを世界のスタンダードに」です。現在セッタは英語でJapanese Sandal と訳されますが、この履物を見たときセッタ
と訳してもらえる、そして海外でもセッタを日常の履物として使っていただけるような世界を作りたいと思います。

星田 和彦 さん プロフィール
1976年生まれ。奈良県北葛城郡河合町出身。大学卒業後大手紙製品のメーカーに営業職で就職。8年間、クライアントのニーズに合わせてパッケージや印刷物をデザインし、さまざまな商品を作るなかで、ものづくりに対する興味が大きくなり、「自分自身でものづくりをし、それを直接目の前のお客さまにお渡しして喜んでいる顔を見たい」という思いから飲食の道に方向転換。

カフェ、パン屋、リーガロイヤルホテルで修業し、地元に対する思いから奈良でお店を開業することを決意。三郷町の現在の場所に惚れ込み、2009年、夫婦二人で「カフェ ファンチャーナ」をオープン。2013年、カフェの常連客であった草履職人と企画したイベントをきっかけにオリジナルセッタを開発。

2015年、株式会社DESIGN SETTA SANGO として法人化し、オリジナルセッタブランドとして始動。「セッタを世界のスタンダードに」をコンセプトに海外販売に向けて動き出す。2021年3月、第7回「〈ナント〉サクセスロード」最優秀賞を受賞。




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