鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ムカデに噛まれて

2009年05月17日 09時24分44秒 | 健康ネタ
ここに引っ越して17年目にしてついに、この日がきた。来てすぐに天井から首筋へムカデが落ちてきたことがあった。あわてて振り払ったので害はなかった。それからも居間にはしょっちゅうムカデがやってきたし風呂場にも現れることがあったが幸い家族の誰にも被害はなかったのだ。成虫のムカデを一匹見たら、たいていもう一匹居るんだとかいう話しがあって、確かに今までは当てはまる気がする。雌雄同じ恰好だが必ずつがいになってるというのが根拠だ。

昨日ついにやられた。寝転んでテレビを観ていて、脇腹がチクリと痛んだ。だらしない恰好をしていたので、シャツもはみ出し腹や背中は無防備状態だった。はじめに思い浮かんだのが、何か金属片が刺さったかな?ということ。鉄板にドリルで穴明けした時に出る切り屑がシャツの中に入ったりしてると感じるような痛みだったから。

手で触ったと同時に、何かが背中の方に動いた感じがあったので、これは蟻に噛まれたなと思った。上半身裸になって脱いだシャツをばたばたやって、四方を探してみると、居ました。5センチ位の小さなムカデ。即刻、かかとで踏んづけてやる。ガムテープでもテッシュでもいいんだけれど、『こいつめ!』という感情が強かったから、ついダイレクトに踏んづけた。この復讐心という悪感情はおぞましい・・・と、我ながら後から少し想う。

さて、ムカデは小さかった割りに痛いのである。ノートパソコンを開き、ムカデに噛まれたとき・・・などと検索した。急を要したので上半身裸のウンコ坐りで。まずしぼることが大事とのことでしぼりまくる。幸い何とか自分の目で見ることの出来る脇腹だったから、両親指の爪でしぼると透明な汁が出た。全部が毒液じゃないだろうけれど、跡が残るほどしごいてしぼってリンパ液を出した。それでも腫れてきた。

しぼりだした後は抗ヒスタミン系軟膏やキンカンを塗るとよいとあるけれどそれがない。患部を冷やすと痛むと書いてあったり、43度位の湯のシャワーを浴びせると痛みが引くなんてのもある。ムカデは熱湯で退治するというのは、よく言われるし書いてもあるので、その連想から噛まれた時も熱湯でということなのではないか? 根拠を調べられなかった。氷で冷やすのがよいと書いてあるのもあり、アナフィラキシー・ショックを起こすこともあるから病院に行った方がよいと書いてあるのもあった。

結果、一番あんちょくな方法を選んだ。お湯を沸かしてタオルに浸し脇腹にビショビショに当てた。しかる後に一応消毒をと思い、マキロンを塗った。それで対処は終わり、痛みがどうなるかテレビを観ながら待った。痛みは1時間位で引いた。赤く腫れていた噛み跡周辺も丸1日経った今日はほとんどわからなくなった。

噛んだムカデは成虫の半分の体長しかなかった。体積にしてみれば、成虫の十分の1以下だろう。毒量はきっと正比例して増えるんだろうし、子どものムカデだったから幸いだったのかも知れない。ムカデに噛まれて死んだ例は日本にはないそうだけれど、失神することはあるそうだ。

知り合いに、運動をやる前に噛まれてそのまま運動をやり、そのあげくものすごく腫れてきて病院で点滴を受けたという人がいる。ムカデを退治するたびに油入りのビンに集めて、噛まれたときに塗る家庭用特効薬を保持している人を知っている。次に噛まれた時はどうするか、今回の経験が役立つだろう。アナフィラキシー・ショックは恐いけれど、経験知識としての免疫はできた・・と思うしかない。

コメント (8)
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