《セイヨウカラシナに吸蜜するウスバシロチョウ》
久しぶりに滝沢峠を赤堀までドライブ。県道沿いに車を止め新緑の里山をながめた。白いチョウがのどかに舞い、アブラナの花に止まった。無心に蜜を吸うウスバシロチョウにカメラを向けた。その瞬間、蝶を求め山野を巡った青春の日々がほのかによみがえった。わたしの回りには常に大いなる自然があった。自然とのなんと感動深い出会いの連続であったことか。
久々に広がった春から夏への青空。芽吹き始めた桐の枝にフジが美しく垂れ下がり、小川沿いにカワトンボが舞い、ゴマギの花には懐かしいトラフシジミやコアオハナムグリ、ハナカミキリ類が群れていた。そして、繰り返すシジュウカラの声が静寂に冴え渡った。今、里山は一斉に春の生命にあふれている。


技術革新が進み、それらからの物質的な豊かさを享受するわれわれは、このような自然を忘れかけてはいないだろうか。自然保護が叫ばれる今日、自然とのふれあいを意識的に求める必要があると思う。それが自然の保全、さらには自然へとつながっていくに違いない。
蝶との再会に、遠いかけがえのない豊かな心をたどり、自然に学び、育まれた自分をあらためて思った。
久しぶりに滝沢峠を赤堀までドライブ。県道沿いに車を止め新緑の里山をながめた。白いチョウがのどかに舞い、アブラナの花に止まった。無心に蜜を吸うウスバシロチョウにカメラを向けた。その瞬間、蝶を求め山野を巡った青春の日々がほのかによみがえった。わたしの回りには常に大いなる自然があった。自然とのなんと感動深い出会いの連続であったことか。
久々に広がった春から夏への青空。芽吹き始めた桐の枝にフジが美しく垂れ下がり、小川沿いにカワトンボが舞い、ゴマギの花には懐かしいトラフシジミやコアオハナムグリ、ハナカミキリ類が群れていた。そして、繰り返すシジュウカラの声が静寂に冴え渡った。今、里山は一斉に春の生命にあふれている。


技術革新が進み、それらからの物質的な豊かさを享受するわれわれは、このような自然を忘れかけてはいないだろうか。自然保護が叫ばれる今日、自然とのふれあいを意識的に求める必要があると思う。それが自然の保全、さらには自然へとつながっていくに違いない。
蝶との再会に、遠いかけがえのない豊かな心をたどり、自然に学び、育まれた自分をあらためて思った。