エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

清楚なカキツバタ (初夏の里山 その4)

2008-06-05 | 自然観察
             《さわやかなカキツバタ》

 日曜の《里山散歩》で湿地にカキツバタがさわやかに咲いていた。

わが家の庭には紺色のアヤメが次々と咲いている。アヤメは字のごとく、花びらの根元が網の目のようになり、田や畑など湿地に関係なく花壇でも育つ。昨日あたりから白いアヤメが少し遅れて咲き始めた。

同じ仲間のハナショウブはノハナショウブの改良種で、外側の花びらが大きく華やかに改良されている。最近いろいろな色や形状の様々なハナショウブを見かける。写真は町内で散歩途中に撮したもの。
 私はどちらかというと豪華なハナショウブより清楚なアヤメが好きだ。
《キショウブ》                       《いろいろなハナショウブ》
 
 
 

 カキツバタは花びらの中心に白い線がくっきりと出ていたのですぐに区別できた。隣にはゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が数株咲いていた。そういえば、雄国山のニッコウキスゲは今頃一番良い時期だろう。もう何年も行っていないなー。ヒメシャガも咲いていた。これも同じ仲間、アヤメ科アヤメ属に分類されている。

 高田の伊佐須美神社はアヤメまつり、喜多方の塩川町は花しょうぶ祭り、また、長野の安曇野・明科町はアヤメまつりだったろうか。それぞれ何度か行ったことがある。もう40年も前、新婚の頃梅雨のさなかに傘をさして妻と見て歩いた、明治神宮の花菖蒲田のハナショウブも忘れられない。


《ゼンテイカ》                      《ヒメシャガ》