クモの子
2008-06-22 | 昆虫
「クモの子を散らす」まさにその通りだった。何度か観たことがある子グモの集団だ。目測してみるに、おそらく数百匹の集団だ。一匹の親がどれくらいの卵を産むのだろうか。なにを食べているのだろうか。
興味深く観察していたが、昨日の朝にはもう抜け殻だけになっていた。集団を確認してから1週間だった。脱皮してどこへいってしまったのだろう、付近を探しても一匹も見つけられなかった。親が張ったものだろう、大きなクモの巣を伝って四方に分散したのだろうか。
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クモは昆虫には含まれず、眼は単眼のみで触覚は無く、脚は8本など、昆虫と違う。
何種類ものクモの巣を見る。梅雨の雨にクモの巣がきれいに光っていた。
ゴミグモの巣をよく見てみた。円網を張り、中央部分に、ゴミや食べかすを縦に重ねた太い帯を作り、その真ん中に褐色のクモが止まっていた。スケール・ルーペ(×10)でよく見ると、クモは逆さに前足を4本そろえ止まり、複雑なまだら模様の背中には前の方に2個、尾の方に4個の突起が見えた。よく見ないとどこにクモがいるのかわからない。他のゴミグモのゴミには小さな甲虫類の金属色に輝く羽がキラキラ光っていた。
しばらくいろいろなクモの生活を見ていきたい。
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