ニシキギやアオキの葉を食べる小さなムシの集団を見た。オレンジ色の羽の下の方には白い紋があった。蔵書の昆虫図鑑で調べたらワモンナガハムシのようだ。
解説には「体は黄褐色で上翅後端近くに黒色の環紋のある美しい種である。5~8月頃マユミよりえられる。」とあった。 また、ハムシ科について「甲虫類の中で世界で最も多い種類を含む科で、本邦には約500余種産すると推定される」とあった。驚きだ。
子どもの頃からチョウばかりを追い求めてきた。きっかけはチョウに詳しい従兄弟との採集体験であった。確か小学校3年生だった。なぜチョウでなければならなかったのだろうか。肉食のトンボは腐ったり変色するので標本にしにくいが、チョウは展翅し乾燥するだけ、そしてなにより美しいことが理由だろう。ガには興味を持たなかったし、今子どもたちにブームのカブトやクワガタにもあまり関心を持たなかった。
あまり気に掛けないでいた甲虫類だが、少し注意して観察してみようと思っている。
庭で見つけた虫たち
《ベニカミキリ》
《ヤホシゴミムシ》
《マメコガネ》