【ニガナに吸密するヒメシジミ♂】
今年もヒメシジミが舞い始めた。年1回、今の時期に発生するこの身近なヒメシジミを見つめた。
いずれの個体も新鮮で、翅の様子から羽化したばかりのものが多かった。お前達には、この初めて見る緑の山野はどう映るのだ。梅雨の季節を前に、さわやかな緑の野に舞うヒメシジミをしばし見つめた。まさにここはヒメシジミの楽園だ。
この小さな自然の空間に、いつの頃からか、多分営々と続いてきた小さな種の命を思った。この翅の純白の縁毛が実に美しいヒメシジミが好きだ。
ヒメシジミは環境省レッドデータブックで準絶滅危惧種に挙げられている。何時までもこのささやかな緑の空間、しっとりした里山の草原に舞って欲しいと願っている。
図鑑で調べると、ヒメシジミの食草が多いのには驚いた。アザミ類、ヨモギ、ヒメジョオン、フキ、ヒヨドリバナシロツメクサ、イタドリ、ワレモコウなどありとあらゆる科の草で育つのだ。
ヒメシジミと区別がつかないほど似たチョウにミヤマシジミがいる。その食草はマメ科のコマツナギだけである。でも、多くのシジミチョウと同様、いずれも幼虫期にアリとの共存生活史をもつようだ。
一昨年斑紋異常のヒメシジミを見つけた。また昨年も同じく♀の斑紋異常の個体に出会った。2年続けての出会いだった。この斑紋異常は遺伝しているのだろうか。今年も出会うことが出来るだろうか。興味を持ちながら観察してみたい。
【♂】
【♀】
今年もヒメシジミが舞い始めた。年1回、今の時期に発生するこの身近なヒメシジミを見つめた。
いずれの個体も新鮮で、翅の様子から羽化したばかりのものが多かった。お前達には、この初めて見る緑の山野はどう映るのだ。梅雨の季節を前に、さわやかな緑の野に舞うヒメシジミをしばし見つめた。まさにここはヒメシジミの楽園だ。
この小さな自然の空間に、いつの頃からか、多分営々と続いてきた小さな種の命を思った。この翅の純白の縁毛が実に美しいヒメシジミが好きだ。
ヒメシジミは環境省レッドデータブックで準絶滅危惧種に挙げられている。何時までもこのささやかな緑の空間、しっとりした里山の草原に舞って欲しいと願っている。
図鑑で調べると、ヒメシジミの食草が多いのには驚いた。アザミ類、ヨモギ、ヒメジョオン、フキ、ヒヨドリバナシロツメクサ、イタドリ、ワレモコウなどありとあらゆる科の草で育つのだ。
ヒメシジミと区別がつかないほど似たチョウにミヤマシジミがいる。その食草はマメ科のコマツナギだけである。でも、多くのシジミチョウと同様、いずれも幼虫期にアリとの共存生活史をもつようだ。
一昨年斑紋異常のヒメシジミを見つけた。また昨年も同じく♀の斑紋異常の個体に出会った。2年続けての出会いだった。この斑紋異常は遺伝しているのだろうか。今年も出会うことが出来るだろうか。興味を持ちながら観察してみたい。
【♂】
【♀】