エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

秋の深まる里山

2008-10-15 | 自然観察
 【中腹まで色付いた磐梯山】

 3連休の3日目、この秋一番の天候に恵まれ、孫を連れていつものお弁当持参の里山散策を楽しんだ。
【日向ぼっこしていたシマヘビ】
 今日の孫たちの収穫は、小さなメダカを沢山、そしてヘビとの出会いだった。
 ヘビは、いつも抜け殻をよく見かけていたが、今日は、池の廻りでシマヘビ4匹に出会った。武琉が見つけたヘビをしばらくのあいだ一緒に観察した。
 ヘビは、先日はミズナラの幹に這い登っているジムグリに出会った。また、春先、わが家の庭では子どものアオダイショウをみた。武琉君はヘビもあまり怖がらなかった。ときどき日向ぼっこに現れるカナヘビをつかまえて遊んでいるし、また、ドジョウも手づかみ出来、飼っているザリガニも触れる。ジイは、なかなかいいぞとほくそ笑んでいるところだ。

【オオアオイオトンボ】
 池の周囲も秋が深まり、トンボもすっかり減った。今日はネキトンボやノシメトンボ、アキアカネ、そして、もういないと思っていたオオルリボシヤンマが一頭、さかんに産卵していた。一週間ほど前に、アオイトトンボに替わって出てきたオオアオイトトンボが、葉を落とし始めたエゴノキの枝に産卵していたが、今日は少なかった。時間の関係だろうか。
また、久々に、オツネントンボに出会えた。

【オオルリボシヤンマの産卵】

【オツネントンボ】


 木々の紅葉が進み、エゴノキはすっかり葉を落としていた。松の木の下に群生していたハナイグチもかなり崩れていた。
 池のまわりの里山は静寂に包まれ、そろそろ冬の備えが始まりつつあった。
(2008.10.13)