中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

リチウム・ポリマー・バッテリーの導入 ~その2

2016-08-06 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
 しばらく間が空いたが、「~その1」から

■Tsuchiya Works FB-116■

 いわゆる「リチウム電池」を制作するTsuchiya Works(土谷製作所)「http://seabassclub.shiriagari.com/」は、今流行りのドローンを始めとする、ラジコン用リチウム・ポリマー電池を流用して各種バッテリーユニットを制作しているので、ラインナップが豊富だ。小回りがきく体勢のため、大手メーカーでは制作しないような小容量から大容量まで様々な展開があるうえ、割安な価格設定が有り難い。

 ボクが購入したリチウム・ポリマー・バッテリーは「FB-116」という型番だが、ビーストマスター6000を玄達瀬で一日=「約10時間、巻き上げ距離数約8km分」使用しても電圧の残量には余裕があったため、こと、ボクの行動半径では全てこれで賄えるということが判明した。
 勿論、このバッテリーはリチウム系のため、スタート時が16.8V、実際に実釣時ではそこまでは下がらなかったが、使用下限時でも14.8V(無理すればもう少し下まで使える)もある。従って「満充電時の電圧が13Vチョイ程度で、40~50%使用した時点で12Vあたりまで下がる」12Vの鉛畜バッテリーよりも29~23%増しの電圧が供給されるため、ビーストマスター6000の、使用時での巻き上げスピード・アップやパワー・アップ度合いは申し分なく、フルパワー巻き上げ時や仕掛の回収時に、もたつくことは一切無かった。
 但し、現在ではFB-116はバッテリー・ユニットの供給不足のために終売となって、後継のFB-132Xに移行しているが、容量が増えたこちらも期待できると思う。

●FB-116●



■タックル・ボックスへのセッティング■

 FB-116を含めて、このメーカーの、バッテリーユニットの多くがメイホー社製防水ケースのウォーターガード800というケースに収められている。このケースはその名の通り防水仕様で、フタと本体の間にパッキンを入れ、フタをバックルでロックすることで機密性を高めているのだが、バッテリーを保護するケースとしては経験上、防水性に少々不安が残るし、電源コード端のプラグまわりの腐食も防ぎたい。そのため、まずはケースを収納する防水ケース?の物色し始めた。
 まず、ホームセンターのカインズで見つけた、冷蔵庫にお米を収納する際に便利な「密閉米びつ」↓


が、サイズ的にピッタリだったので、↓


「これを改造すれば…」と、いじくり始めた。

 タックルボックスのメイホーVW-2055にジャストフィットなステンレス・ワイヤーラックを、同じカインズの台所用品コーナーで見つけたので、それをタイラップで固定する↓


 すると、こんな感じのレイアウトが完成した。↓


 後は、開口部の防水処理を行うが、ここでは隙間テープ(エプトシーラー)を利用する↓


 開口部に付くカップに電源コードを通す穴を開ける。↓



 次に電源コードをバッテリー・ユニットに繋いだ状態で、カップに空けた穴に触れる位置に隙間テープを開口部の直径より太く巻き付ける。
 実際に装着する際は、電源コードのリール側からカップを通し、隙間テープを巻いて太くなった部分に押し込むようにして固定すれば綺麗に納まる。↓


 完成したのが、これ。(穴を開け損ねてカップにヒビが入ったのでテープを巻いているけど。)↓



 この状態であれば魚が急に船の反対側に走っても、容器の取っ手を掴んで引き抜けば、バッテリーを持った状態で船上を移動することができるので、「大変便利だ。」と自画自賛していたのだが、このバッテリーの「小型・軽量のメリット」が全然生かせていないように思えてしまい、「もっと簡単な方法は?」と考えるようになった。

■簡単セッティング■

 メイホーのタックルボックスにはオプションが多数有って、重宝するが、サイド・ポケット(BM-120)が自宅に転がっていたので、これを利用する方法を思いついた。

●右側が、サイド・ポケット●

 サイド・ポケットにはロッドスタンドを取り付けられるパネルが両サイドに取り付けられているが、これを外せば、電源コードが干渉せずに引き出せる。↓


 外した状態でもドリンクホルダー等も取り付け可能。↓


 だが、縦に入れた方がドリンクホルダー部が省けてコンパクトになる。↓


 ユニット単体では、防水性が心配なので、これまた自宅に転がっていた、イスカ社のスタッフ・バック(3リットル・サイズ)にピッタリと収納できた。↓


 とは言え、これは完全防水ではないため、晴れた日のしぶき避けとして限定使用することになる。

 そこで、水濡れが起こらないようにするため、考えついたのが以下の方法で、まずは「自己融着シリコンテープ(レスキュー・テープ)」↓


を電源コードのプラグ部まわりの気密性を高めるために巻き付ける。↓


 コレは、雨水や海水のしぶきが、電源コードを伝って、ユニットのプラグ周りその他に侵入しないようにするための措置だ。因みにレスキュー・テープは、テープ同士でくっ着き(自己融着)、巻かれた側の気密性や防水性が高まるのに、後ではがしても貼り痕が残らない不思議なテープだ。

 次に、厚手のビニール袋(厚さ0.08mm)にユニットを入れて、開口部を水道管の水漏れ防止に使うに使うシールテープ↓


で巻くが、下側(ユニット側)から上側(リールに向かう側)に向かって巻いていくと、より水が侵入し辛くなる。
 で、巻き終えた完成形がコレ。↓


 この措置は、電源コードを繋いでからになるため、乗船後、ポイントへ向かう途中で行う。

 ラックに収納すると、こんな感じで、↓


 当たり前の話だが、ビニール袋は透明なため、電圧計がすぐに確認できるし、基本的に、使い捨てになるため、オキアミの汁がかかって臭くなっても洗う必要がないので、その面でも助かる。

 と、持ってない人には殆ど意味のない情報を長々と書いてきたが、これから購入する人がもしいるのなら役立てて欲しい。
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1 コメント

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Unknown (土谷)
2016-09-11 23:49:34
この度はTsuchiya Works 製品をお求めいただきありがとうございました。
海水に触れないのがベストですので、設置方法は参考になりました。船縁の棚に収納できれば一番簡単なのですが、棚の幅が足りませんね。
他には別売の外部端子アダプタを使用してバケットマウス内に収納する方法もあります。
今後とも宜しくお願いいたします。
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