中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

「大マサ・小マサ」の話

2017-07-08 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
 釣りの世界、とりわけゲーム性が高かったり、大物志向であったりする場合、小さなクラスをやや蔑称気味に、大物を称え気味に名称を変えて言うことが多い。
 その例としては、グレ釣りでは30cm以下のサイズを「木っ端(コッパ)グレ」と呼び、イシダイ釣りでは40cm以下のサイズを「三番叟(サンバソウ)」と呼ぶ。また、洋物ではブラックバスの50cmオーバーを「ランカー」と呼ぶことで差別化している。
 サイズ感に関しては、磯釣り界が面白く、例えば帰港する船内でグレ釣り師が他人に釣果を聞かれる場合、木っ端グレをキープしていると、自嘲気味に「木っ端ばっかりですワ。」と言うし、イシダイ釣りに至っては、より大物志向でプライドが高いのか、サンバソウ・クラスをキープしていると、多くの人から、「そんなのリリース・サイズやろ!。」という言葉が今にも飛んで来そうになる。

 ヒラマサの場合も、各船のH.P.等で確認すると、サイズによる名称を大マサや小マサと使い分けているのを見かけるし、このブログでもそうしているが、これは、ヒラマサの漢字表記が平政であるため、村上元三の小説「次郎長三国志」に登場する、清水次郎長の配下で同姓同名の「山本政五郎」を名乗る二人を区別するために呼び分けた、「大政」、「小政」に由来しているのだと思う。
 かくいうボクもサイズごとに呼び名を使い分けているが、今回はその線引きを整理してみた。

 まずは50cm~60cm未満。これは普通に釣っていての最小サイズであるから、「チビマサ」で異論の無いところだと思う。英語で言うところの「little(ちっちゃな)」といった感じだ。
 次いで60cm~70cm未満。チビの一つ上だから「小マサ=Small(小さい)」だろう。そして70cm~80cm未満は「中マサ=Medium(中くらい)」と言うべきか。
 続いて80cm~90cm未満だが、このクラスは、普通に釣っていてサイズ的に納得でき、ヒラマサらしい引き味を味わえるため、「標準」という意味を込めて、「平マサ=Reguler(普通)」と呼ぶのがピッタリだと思う。

 90cm~105cm未満は、普通に釣るなら8号ハリスがそろそろ限界のクラスのなってくるし、とりあえずの一次目標である“メーターオーバー”の称号が与えられるため、「大マサ=Large(大きい)」と呼ぶのがふさわしく思う。しかし、このあたりになると5cm刻みでパワーアップするので、本当は、90~95cm未満が大マサ(梅)95~100cm未満が大マサ(竹)、100~105cm未満を大マサ(松)と小分けしたくなるのだが…。

 そしてここから更に上のサイズは、さすがの玄達瀬でもかなり遭遇&ゲット率が下がってくる。だから105cm~120cm未満は「デカマサ=Huge(巨大な)」で、更に上の120cm以上は「巨マサ=giant(とにかくでかい)」と呼ぶのが適当だと思う。
 玄達瀬の、ルアー系の釣りでは2012年に150cm(28.3kg)という、とんでもないサイズが仕留められているが、これはマサという名はもう付けずに「バケモノ級=Monster Class」でイイのかも知れない。

 運良く今年は初回の玄達瀬釣行でデカマサを獲り、過去の2014年にも同クラスを獲ったが、未だ巨マサは獲っていない。当然、毎年この巨マサを目標としていて、あと数回残っているチャンスで何とかモノにしたいと奮闘中だが、そんな矢先、よく知る船が一船・一日の釣りで、ナ・ナ・何と「130cm(17.2kg)、122cm(12.5kg)、121cm(12.0kg)」という、とんでもない釣果を出したとのニュースが飛び込んできた。
 今年は、例外がまれにあるものの、レギュラー・クラスの数が伸びていない変わりに、「大マサ(松)クラス以上のゲット率が例年よりも高いだろう。」と言っていた、ボクの、当初の予測は現実のモノとなっているから、ここを訪れる皆さんも心して挑んで欲しい。

 (釣行しておらず、くだらない記事で申し訳ありません…。)
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3 コメント

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Unknown (500j)
2017-07-10 16:58:04
月末の釣行が天候悪く順延となり、いつものように友人二人と昨日行って参りました。結果から言いますとオオマサ(梅)1、ヒラマサ2、中マサ1で、因みにこれ全て友人の釣果で、私はゼロでした。前日までは潮がほとんど動いてなく、釣果もあまりあがっていないという状況下で、当日も上潮が緩く底潮が少しいってる程度で私にとっては厳しい結果となりました。ただこの厳しい状況下で、私たち二人にとってはオオマサ、梅ではありますが、メモリアルな1本をとれたことはとても良かったと思います。友人は当日、潮が緩いこともあり石鯛リールの手巻きでやってました。撒き餌も色々工夫しながらやっていたそうです。また、玄達の海中の動画を見たりしてヒラマサの遊泳層や動きを研究してたみたいです。私は、自動クラッチの電動リールで手抜きしてやっていたので(釣る気も含めて)その差がはっきりでたようです。サルカンの号数も違ったのかな?あとは道糸のメーカーが違うぐらいですかね。それだけ違えば棚もかなり違ってくるでしょうね。完敗でした。玄達は条件さえ揃えば、デカマサ、巨マサが十分狙えるフィールドだと思うので、今回の反省点を生かしてまた挑戦したいと思います。幸〇さんは一度お世話になったことがありまして、釣りはじめの段階でリールのドラグ調整にかなりシビアなアドバイスを受けた記憶があります。道糸7号ハリス8号はそのあたりの調整なんでしょうか。余談ですけど、同じ日に釣行してます。(笑)
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Unknown (ブラザーズ弟)
2017-07-11 11:36:20
2015年ほどではないのですが、今年の玄達は潮の動きがおかしく、我慢の展開になることが多いようです。
今週末の記事で記載しますが、そんな潮の中、1日でリールを4台も換える事態が発生し、初回以外はドツボ街道まっしぐらです。

多くの船長は「道糸7号、ハリス8号」を薦めるのは確かですが、これは、そのセッティングの釣り人が昔から一番多いため、一人が釣れると、それに発泡ウキ等を合わせる事で全体の釣果のアップが図れるように思うからです。
特に、「慣れていない釣り人が多い」と船長が判断した場合は、「一律に合わさせる」ことを選択します。
しかし、500Jさんの場合と同じように、リールが違う、極端なことを言えば同じリールでも、メンテの状態が違うだけで、竿の長短やガイドの数の違いだけでタナはズレてくるので、「人と全く同じ状態にする」と言うのは、個人的には無理なように思えます。
したがって、「自分のタックルに合ったタナは自分で探さなくてはならない。」と思っています。
この理屈から言えば、7号&8号であっても、10号&12号であっても、結果は同じです。

とは言うものの、750MTクラスを使う釣り人が集まるのは、晴海丸さんとSAKAE丸さんくらいで、他ではあまり見かけませんが、少し前にも記したように、7号&8号でデカマ・サクラス以上を狙うにはドラグを使うしかなく、相手が「運良く、根をかわして数10m走ってくれた場合」だけに限られます。

「7号&8号でもデカマサ以上を獲っている人が結構居るじゃないか?」と、言う人があるかもしれませんが、大人の事情がいろいろとあって、その反論は、ここでは書けません。
(一度、ご一緒できれば、お話できますが…。いつ乗るかが知りたければ、越前F.さんに聞いてください。)
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Unknown (500j)
2017-07-11 15:24:09
興味深い話、有難うございます。乗る船によっても数釣りさせる船と一発大物狙う船があるなと去年ぐらいから感じていました。釣果を見るかぎり、大物を釣らしている船がなぜか限られているからです。私は、糸ふけの考慮から、潮の緩い場合は、10号12号。潮の早い場合は8号10号ぐらいのセッティングでと自分なりに準備してたのですが、結局当日は8号ハリス(そんなハリス用意してないよ。)でやらされるハメになりました。予めイメージしていたのとは違う、なにかリズムが狂ったようなモヤモヤ感のなかでの釣りだったように思います。あとから考えると結局そういうポイントにかける船に乗らないと準備したこともあまり意味がないのかなと感じた次第です。今後の釣行の予定ですが、玄達はサイズが小さくなることから1回限りにしようと思っていたのですが、友人がメーターオーバーに火が付いたと言っておりまして、もう1度行くことにしました。タイミングが合えば是非御一緒させていただいてご教授願いたいと思っています。私の友人とはこのブログの話でかなり盛り上がっていますよ。
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