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「いただきます」、「ごちそうさま」について考える

2011-08-04 09:58:51 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

「いただきます」「ごちそうさま」の語源をご存知ですか?

料理を作った人への挨拶と言うのももちろん正しいのでしょう。「いただきます」の謂れにはいくつか説があります。

Photo_2 一説には「いただきます」という言葉は語源 においては「神仏に供えた食事を賜ったことから」といわれています。「いただき」、つまり「頭の上」のことを意味するといわれています。古くから、お祭りなどで神社に供えた食べ物を、皆で分け合って食べる前に、頭の上に持ち上げて礼を尽くしたのが始まりだと言う説です。

また、別の説では、仏教の教えで「命あるものをいただく」ということに語源があるとも言われています。

「ごちそうさま」は、「御馳走様」と書きますね。これは、料理の準備のために走り回った人に感謝を表すための言葉というのが一般的な説です。

ち‐そう【×馳走】

[名](スル)

1 《その準備のために走りまわる意から》食事を出すなどして客をもてなすこと。また、そのための料理。「友人宅でにあずかる」御馳走(ごちそう)

2 走り回ること。奔走。

「東西にす」〈今昔・二・三七〉

大辞泉

ち【馳】[漢字項目]

[人名用漢字] [音]チ(漢) [訓]はせる馬を走らせる。「馳駆・馳走/背馳」[名のり]とし・はやし

大辞泉

Photo_3 ご馳走の「馳走」は、本来、「走り回ること」を意味します。

昔は客の食事を用意するために馬を走らせ、食材を集めたことから「馳走」が用いられ、さらに走り回って用意することから、もてなしの意味が含まれるようになったといわれています。

感謝の意味で「御(ご)」と「様(さま)」が付いた「御馳走様(ごちそうさま)」は、江戸時代後半から、食後の挨拶語として使われるようになったそうです。

「いただきます」。日本人なら当たり前のように発する言葉です。しかし、欧米にも、同じ東洋の韓国にも、中国にも「いただきます」「ごちそうさま」という挨拶はないそうです。むしろ、食べ終わったときに、「It was good meal」(おいしかった)、 「I'm full」(もうお腹いっぱいです)、中国では『吃好了(おいしかった)』という風に述べるのが一般的だそうです。

日本だけのこの素敵な習慣を、大切にしたいですね。

Photo

したっけ。

コメント (12)
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