都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「不退転の決意」とは、志を固く保持して、決して屈しない決意という意味です。
「不退転の決意で、この難局を乗り切る所存」などと、政治家の演説によく登場する言葉です。
実は、この「不退転」は仏教語からでた言葉だそうです。
サンスクリット語の「アヴァイヴァルティカ(Avaivartika)」の訳で、「不退」とか「無退」とかとも訳されています。文字通り、退転しないことで、仏道修行の過程で、すでに得た功徳を決して失うことがないこと、もはや後退することがないことをいい、その位を「不退の位」とか、「不退転地」というそうです。
「不退転の位」とは後戻りしない位(くらい)のことだそうです。さとりの位は下から40段までは「退転位」であり一瞬の 油断によっても崩れてしまうことがある。しかし「不退転位(41段以上)」に至れば後戻り しないのだそうです。
仏教でいうところの「退転」あるいは「退」とは、「仏道修行を怠ったために、初めのほうや悪いほうに後退すること」です。よって不退転の意味は、「怠らずに修行し後退しないこと」、と考えられますが、実はそうではありません。怠らずに修行したことによって入ることのできた、「もはや後退することがなくなった境地」を指したことばなのです。
仏道修行の過程で、初めのうちは身につかなかったり不安定だったりするものですが、一段一段と修行していくと、ある時点からはふたたび後退することのない境地に達するというのです。これを「不退転」、あるいは「不退の位」、「不退転の境地」などともいうそうです。
浄土真宗では、他力信心を得たものは、この世において、正定聚不退の位につき、必ず仏に至るに定まると説きます。
しょうじょう‐しゅ【正定聚】
必ず仏となることの決まった聖者。不退転の菩薩(ぼさつ)たち。真宗では、他力真実の信心を得た者をいう。
大辞泉
だから『浄土和讃』はいいます。
「真実信心うるひとは すなはち定聚のかずにいる
不退のくらゐにいりぬれば かならず滅度にいたらしむ」
政治家のみなさん、「不退転の決意」ということは自分が「不退転位」に達していないとできないのですよ。
なにやら騒がしいようですが、新代表になられる方は、多分、日本の総理大臣になるわけですから、是非本当に「不退転の決意」で政治を行ってください。
それにしても、「雨後の筍」のように沢山出ましたね。小さくても、目にみえない地中が大きいということもありますから・・・。もっとわかりやすくできないのでしょうか?
選挙権のない我々にはどうしようもないことですが、党員資格のない人が一番偉そうに見えるのは、私の錯覚でしょうか・・・。
したっけ。