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立秋は過ぎたとはいえ、まだまだ暑いが続いています。食中毒には十分注意してください。
「除菌」、「殺菌」、「消毒」などという言葉をよく聞きますがどのように違うのでしょう。
薬事法では、用語の使い方などにも規定があります。
「殺菌」「消毒」という用語の使用を認められているのは、消毒剤などの「医薬品」と薬用石鹸などの「医薬部外品」だけです。
台所洗剤などに、「除菌」という表現がありますが、実は「殺菌」「消毒」などの効果があっても薬事法の規定があるために「殺菌」「消毒」の用語が使えません。
「殺菌」「消毒」の効果のある洗剤もありますが、「除菌」という表現しかできないのです。
薬用石鹸や消毒薬などでは、「殺菌、消毒効果があります。」という風に、「殺菌」と「消毒」をセットで使うことが多いようです。
「殺菌」と「消毒」の違いは、対象となる微生物が有害かそうでないかの違いです。
傷口の消毒薬や手洗い用の薬用石鹸などではそこまで厳密な区別は必要なく、有害でもなんでも、とにかく微生物を殺す効果があればいいわけです。
「除菌」とは、石鹸などで洗い流したりして物理的に微生物を排除することです。必ずしも微生物を殺すとは限りません。
「殺菌」とは、文字どおり微生物を、薬品などを用いて死滅させることです。
「消毒」とは、有害な微生物のみを殺菌することです。
ちなみに、「抗菌」は、微生物の増殖を抑える、というものです。
過剰な期待は控えたほうがよさそうですね。
したっけ。