都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
世の中「いかさま」だらけのようで困ったものです。
不正行為のことを、「いかさま」と言いますが、なぜでしょう。
イカ墨で書いた文字は1年程で薄れて消えていくから、借金の証文を書く時にイカ墨で書いておいて、まんまと現金を騙し取った。・・・という説もあるようです。
中世のヨーロッパには、ペン墨として蝋燭の煤や硫化鉄を利用したものがあったそうですが、他にイカ墨も利用されたそうです。
ちなみに「セピア色」という語源も古代ギリシャ語で「イカ墨」の事だそうです。
古代ギリシャ語の σηπία(sēpia, コウイカの意)が語源。地中海沿岸地方では古代よりイカが食材にされるとともに、イカの墨がインクとして使用されていた。イカ墨には悪臭があって色あせしやすいためにインクとしてはその後一旦使用されなくなるが、近世にはイカ墨をアルカリで溶かしたあと塩酸で沈殿させ、それを乾かして茶色の顔料として使うようになった。これが西洋全般に広まるようになる。それとともに"sepia"という単語はイカ墨やその顔料、そしてその色をも意味するようになる。
ウィキペディア
またイカ墨はタコの墨と異なり水中であっても拡散しにくく、実際耐水性も優れているようです。
イカ墨で書かれた当時の写本も現存しているそうです。千年も前の物でも読む事が出来ますのでイカ墨が薄れるというのはどうも眉唾ものですね。
「イカ」説によると漢字は「烏賊様」になってしまいます。
実は漢字で書くと「如何様」。「如何(いかが)」「如何に(いかに)」という言葉に、様子を意味する「様」がくっついてできた言葉のようです。
元々は、「どのように」「どんなふうに」等の意味だったようですが、「いかにもそのとうり」という意味に転じ、これは『如何にも左様でござる』ということで、「間違いなくそうです」と相手を納得させて悪い事をする意味になったようです。
相手を納得させて、悪事を働くとはとんでもない。納得させられた方も悪いのでしょうか・・・。
いか‐さま【如何様】
[名・形動]いかにも本当らしく見せかけること。また、そのさまや、そのもの。いんちき。「―をやる」「―ばくち」 「随分―な人物だと」〈宙外・独行
大辞泉
また、武士がその地位を利用して、「如何様左様でござる。拙者に任せておけ。」と商人を信用させて借金を踏み倒したとも言われます。
地位を悪用する人間が取り仕切っていたのでは、徳川幕府も持ちますまい・・・。
民〇党の新代表も決まりました。政治を取り仕切るお偉方には、「如何様」だけはしてほしくないですね。
したっけ。