透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

惹かれたのは何故?

2009-11-16 | B 繰り返しの美学



■ 穂高町(現安曇野市)で撮影しました。撮影年月は不明。用途は外観からリゾートホテル、保養所の類ではないかと思います。 

先日この写真を見て気がつきました。そうか、「繰り返しの美学」な構成に惹かれていたんだ! と。当時はそんなことは意識していなかった、というか何に惹かれるのか分析ができていなかったと思います。

回廊のコンクリートの円柱、部屋ごとに造られたバルコニーと緩やかにカーブさせた庇、屋根の煙突(?)、それらのリズミカルな繰り返し。

コンクリートとタイルを組み合わせた外壁のデザインはよくあります。「別にどうってことない、普通のデザインじゃん」という指摘も聞こえてきそうです。

どこかに行く途中でわざわざ車を停めてカメラを向けたという記憶がありますが、繰り返しの美学に惹かれたんだな、と得心しました。