■ 鉄道マニアの人たちはそれぞれ自分の「鉄」の世界を見つけ、自らいくつかの条件を課すことで、デープな世界を築いている。
「鉄分補給スペシャル 2009」というNHKの番組を観て鉄っちゃんたちのこだわりに感動した。前々稿でも書いたが、番組に登場した「103系撮影熱中人」は103系車両のすべてを写真に撮るという信じられない試みを34年間も続けてきたという。
34年間!! そして全3637両(番組で紹介された数字)のうち、3605両撮影したそうだ。しかもヘッドライトが新しくなったとか、色が変わったとか、車両が改修された場合には改めて撮り直しているのだそうだ。
103系は首都圏の通勤・通学電車として中央線(オレンジ色)、山手線(ウグイス色)、総武線(黄色)などで運行されていたから、むかし私もよく利用した。この103系、首都圏では既に全廃状態だが、関西以西ではまだ現役で頑張っている。
以前、全国のすべての駅(JR、私鉄とも)のホームで駅名を入れて写真を撮っている鉄っちゃんが紹介された(自分も写真に納まるという条件付き)。新しい駅も出来るから、すべて撮り終えるということにはなかなかならないが、ほとんど撮り終えたというからすごい。
私も鉄の世界にほんの少し入り込んでいる。それは古くて味のある駅舎の全景写真を撮ることだ。
中央線 国立駅 200606撮影(高架化に伴い取り壊された)
高山本線 高山駅 200610撮影
上高地線 新村駅 200908撮影
篠ノ井線 姨捨駅 200909撮影