透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

196 消防信号

2011-09-27 | A 火の見櫓っておもしろい

松本市里山辺湯の原(美ヶ原温泉)の火の見櫓


196



 半鐘のたたき方やサイレンのならし方は消防法施行規則によって決められていて、例えば近火の場合は連打(右端に表示されている)する。

ところで、美空ひばりの「お祭りマンボ」という歌に ♪どこかで半鐘がなっている 火事は近いよ スリバンだ という歌詞がある。「スリバンって何?」  しばらく前のミニミニ講座で訊かれたが知らなかった。 ネット検索で分かった。スリバンは擦半鐘の略で連打という意味だった。



この火の見櫓、消防信号板の下に防災無線用の盤が設置されている。盤には「湯の原町 町内会無線放送システム」と表示されている。既に火の見櫓としての役目を終えて、今は防災無線塔として立ち続けているのだ。

盤も見張り台のスピーカーも火の見櫓には似合わないけれど、これも時代の流れ。新しい役目を得て立ち続けるならいい・・・。