■ 北杜夫さんが亡くなってしまった・・・。
ボクが北さんの作品を読みはじめたのは高校生のころだった、と思う。最初にどの作品を読んだのかは記憶にないが、それ以来ずっと読み続けて来た。つい先日『黄いろい船』を再読したばかりだ。
ブログにも北さんの作品のことを何回か書いたがその内のいくつかを挙げておく。 神々の消えた土地 木精 幽霊 星のない街路
ユーモアと抒情性、北さんの作品はこの言葉で評せられる。その通りだと思う。ボクは『幽霊』や『木精』など寂寥感、孤独感の漂う初期の作品に惹かれる。しばらく前に再読した『神々の消えた土地』も好きだ。
北さんの代表作をひとつだけ挙げるとなると難しいが、一番よく知られている作品ということではやはり『どくとるマンボウ青春記』だろう。この秋、北さんの作品をまた読もうと思う。
20代に読んだ北杜夫さんの作品(新潮文庫) 水色のテープが貼ってある。