透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 火の見櫓の設計図!

2014-07-05 | A 火の見櫓っておもしろい

                                        



 昨日(4日)の夕方6時から、松本市梓川のカフェ バロでミニミニ講座「火の見櫓っておもしろい アップグレード版」を予定通り行いました。週末にバロで開催されてきたミニミニ講座、回を重ねて今回が14回目。

2年半くらい前、4回目の講座でやはり「火の見櫓っておもしろい」というタイトルで話をさせていただいています。今回はそのアップグレード版ということでしたが、昨晩の講座で話の内容がアップグレードされていたのかどうか・・・、自分でも気になるところです。 

高校の同期生のNさんが参加してくださったのには驚きました。彼女とは卒業○周年の記念イベント以来、久しぶりの再会でした。都合が悪くて参加していただけなかったFさんからは手紙をいただきました。  信濃毎日新聞に掲載された火の見櫓の記事がきっかけで知り合いになったOさんも参加してくださいました。

Oさんのお父様はかつて鐵工所を経営されていて、昭和30年代に各地の火の見櫓を建設しておられたとのことです。 過去ログ Oさんには今から50年以上も前に描かれた火の見櫓の設計図や工事契約書などの資料を持参していただきました。

上の写真はGL(地盤面)から屋根の軒まで48尺、約14.5mの高さの火の見櫓の設計図の原図です(ブログに掲載することを了承していただきました)。鉛筆で太さを一定に細い線を引くのは難しいですが、この図面は難なく引いています。実に美しい図面です。

端正な図面からは端正な火の見櫓が生まれます。櫓のプロポーションも、屋根と見張り台のバランスも良く、そして美脚。そんな火の見櫓の図面は保存状態が極めて良く、大変貴重な資料です。

Oさんから辰野町小野(建設当時は小野村)や山形村下竹田、松本市神林などの火の見櫓の建て方の様子を写した写真や茅葺きの民家を背に立つ火の見櫓の竣工記念の写真などが掲載されている冊子をいただきました。 

Oさん、大変貴重な資料をありがとうございました。

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ミニミニ講座「火の見櫓っておもしろい」に参加していただいた皆さんに感謝します。ありがとうございました。火の見ヤグラーになっていただけたなら望外の幸せです。 
 


 ○ カフェ  バロのブログの記事

 ○ のぶさんの記事 


 


「日本型モノづくりの敗北」

2014-07-05 | A 読書日記


『日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ』 湯之上隆/文春新書

 忙中に閑あり、いや、閑などないが、夕方丸善へ行く。 

途中、松本駅前のイイダヤ軒に立ち寄る。コロッケうどんを注文する。コロッケは店に3コしか置いていないそうだ。たった3コ・・・。店のおばちゃんに訊いた。それでも売れないで残ることがあるという・・・。客の8割がてんぷらそばを注文するそうだ。

丸善。 新書、文庫のコーナーは地階にある。エスカレーターで地階に直行。読みたい新書が数冊あったが、結局この本を買い求めた。

**なぜサムスンやアップルに敗れたのか? 筆者は、日本の半導体産業が世界のトップに立った1987年、技術者として日立に入社する。だが、そこで見たものは、「日の丸半導体」崩壊の過程に他ならなかった。**(帯の文章より)

なぜ、日本の先端産業は崩壊したのか。その理由が知りたい。

今週末も忙しい。今日明日、仕事。 いや、休日も仕事ができるなんて、幸せではないか。

隙間時間に読もう。