■ 昨日(4日)の夕方6時から、松本市梓川のカフェ バロでミニミニ講座「火の見櫓っておもしろい アップグレード版」を予定通り行いました。週末にバロで開催されてきたミニミニ講座、回を重ねて今回が14回目。
2年半くらい前、4回目の講座でやはり「火の見櫓っておもしろい」というタイトルで話をさせていただいています。今回はそのアップグレード版ということでしたが、昨晩の講座で話の内容がアップグレードされていたのかどうか・・・、自分でも気になるところです。
高校の同期生のNさんが参加してくださったのには驚きました。彼女とは卒業○周年の記念イベント以来、久しぶりの再会でした。都合が悪くて参加していただけなかったFさんからは手紙をいただきました。 信濃毎日新聞に掲載された火の見櫓の記事がきっかけで知り合いになったOさんも参加してくださいました。
Oさんのお父様はかつて鐵工所を経営されていて、昭和30年代に各地の火の見櫓を建設しておられたとのことです。 過去ログ Oさんには今から50年以上も前に描かれた火の見櫓の設計図や工事契約書などの資料を持参していただきました。
上の写真はGL(地盤面)から屋根の軒まで48尺、約14.5mの高さの火の見櫓の設計図の原図です(ブログに掲載することを了承していただきました)。鉛筆で太さを一定に細い線を引くのは難しいですが、この図面は難なく引いています。実に美しい図面です。
端正な図面からは端正な火の見櫓が生まれます。櫓のプロポーションも、屋根と見張り台のバランスも良く、そして美脚。そんな火の見櫓の図面は保存状態が極めて良く、大変貴重な資料です。
Oさんから辰野町小野(建設当時は小野村)や山形村下竹田、松本市神林などの火の見櫓の建て方の様子を写した写真や茅葺きの民家を背に立つ火の見櫓の竣工記念の写真などが掲載されている冊子をいただきました。
Oさん、大変貴重な資料をありがとうございました。
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ミニミニ講座「火の見櫓っておもしろい」に参加していただいた皆さんに感謝します。ありがとうございました。火の見ヤグラーになっていただけたなら望外の幸せです。