■ 線香が入っていたこの小箱は1枚の厚紙を折って作られている。折り紙の小箱だ。実に上手くできている。接着剤は使っていない。
厚紙を折って箱にするという発想は「包む」に通じるような気がする。上手く説明できないが。
1枚の風呂敷で、紙で、いろんな形のものを包む。箱、スイカ、一升瓶・・・。何でも包みこんでしまう、それも見た目を美しく。着物は「包む」の発展型というか応用型と言えなくもない。
この国の「包む」という文化について考えてみたい、そう思って「包む」というカテゴリーを設けたのだが、なかなか記事が書けないでいる。
「包む」は広く、深い文化だ。