■ 映画「オデッセイ」の原作『火星の人』アンディ・ウィアー/ハヤカワ文庫を読み終えた。
**ルイスの声が世界中に響きわたった。「ヒューストン、こちら〈ヘルメス〉、アクチュアル。クルー六名、無事、船内にそろいました」**(298頁)
火星探査船〈アレス3〉クルーの船長・ルイスがヒューストンに報告する上の場面を読んだ時、涙がこぼれた。SFを読んで、涙が出てしまったなんてことは初めて。年をとってますます涙もろくなったからだろうか。 ものがたりのラストで火星にひとり取り残されてしまったワトニーを捕捉して宇宙船〈ヘルメス〉に乗船させた時には安堵した。ハラハラ、ドキドキな展開だったから、涙はその安堵感からだと思う。
さて、いよいよ宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話シリーズを読み始める。
まずは、第1巻の「幻の声」から。このシリーズは14、5巻あるが、できれば今年中に全て読みたい。ただ、次々に読みたい本が出てくるから達成できるかどうか・・・。
火星から江戸時代へ・・・。読書なら時空を超えるのはたやすい。