透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ハサイダーの味

2016-09-01 | A あれこれ



 マニアな人たちが出演する「マツコの知らない世界」は好きな番組。この番組で地サイダーが取り上げられ、400種類!を試したという女性が全国各地の地サイダーを紹介していた。番組の冒頭で大町のハサイダーが映し出されたところを私は見逃さなかった。

ビンに貼られたラベルのデザインは派手すぎず、地味すぎず、なかなか好い。 ラベルの右側にこのハサイダーの紹介文がある。**黒部ダム建設時、大町トンネル工事の際にぶつかった長さ80メートルにおよぶ破砕帯。
北アルプスの地下に位置する破砕帯から湧き出す摂氏4度の冷たい天然水からつくったサイダーです。**


撮影日151020 黒部湖上の遊覧船ガルベから撮った1枚

黒部渓谷に建設された黒部ダムは昭和の大事業だった(着工1956年、竣工1964年)。手元にある資料によると、資材の搬送ルートを確保するために建設された大町トンネル(全長5.4キロメートル)だが、大町側から2.6キロメートル掘り進んだ地点で破砕帯に遭遇。通常なら10日で抜ける距離に7カ月を要したという。破砕帯突破に苦闘する様子は映画「黒部の太陽」で描かれた。私はこの映画を観たことを覚えている。

このハサイダーのことが先日カフェ バロで話題になった。KさんとYさんの評価はどうやら★★☆☆☆くらいだったようだ。その後、試した常連客のHさんは★★★☆☆くらいだったらしい。話ぶりからこのように判断した。

一昨日(8月30日)所用で大町に出かけた際、大町駅の売店で1本買い求めて飲んでみた。甘さ控えめ、すっきりした飲み心地は悪くない。だが、飲んだあとに喉に残る、なんというのだろう・・・、表現する言葉を知らないが、後味でいいのかな、飲料後感が少し減点になるかもしれない。

で、私の評価は★★★★☆。


ハサイダー 250ミリリットル/200円(税込み)