透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

2020-01-05 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)松本電鉄上高地線 大庭駅にて 撮影日20200105

 火の見櫓を昨年(2019年)までとは違う捉え方をしたい。テーマは「火の見櫓のある暮らし」。単なる「火の見櫓のある風景」ではなく、生活感のある風景とそこにそっと立つ火の見櫓といったところ。

それを写真でどう表現するか、まだ分からない。とにかく今までとは捉え方を意識的に変えてみよう、ということで撮った写真。大庭駅に向かう人を撮りたかったが、休日ということもあるのだろう、残念ながらイメージしていた写真を撮ることはできなかった。

時刻表を見て08:25着・発の下り電車が間もなく来ることが分かった。で、とっさの判断で撮ったのがこの写真。偶々「なぎざTRAIN」だった。


 


1234 火の見櫓のある風景(再掲)

2020-01-05 | A 火の見櫓っておもしろい

 
1234(番号修正) 冬のフォトアルバム  北安曇郡池田町会染にて 撮影日121227

 ここ数日、信州の鄙里は朝の冷え込みが厳しいです。今朝7時半ころの気温は氷点下12℃!でした。厳寒期(1月末から2月中旬ころ)はもっと冷え込むのでしょうかね。寒いのやだな~

雲ひとつない晴天、北アルプスの山々(左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳)を背景に立つ火の見櫓の凛々しい姿です。


 


1233 松本市笹部の火の見櫓(再掲)

2020-01-05 | A 火の見櫓っておもしろい





1233(番号修正)  撮影日140827

■ 灯台下暗し、松本市内は笹部に火の見櫓が立っていることにいままで気がつかなかった・・・。櫓が上に向かって徐々に細くなってはいない。これはこれで魅力的な形ではあるけれど、なぜこうなっているのか分からない。



屋根の下に半鐘はなく、4方に向けてスピーカーが設置されている。この高さにしてこの簡素な見張り台。



櫓の踊り場に半鐘が吊るしてある。踊り場の手すりは横架材兼用、手すり子はない。中間2段のブレースにアングルが用いられ、その交差部のプレートは円形。これはリング式ターンバックルに形を合わせるというデザイン的な意図によるのかもしれない。このような形を見たのは初めて。



横架材(水平部材)の間隔がバラバラなのはなぜなのか理由が分からないし、脚部の上のブレースの入れ方も理解に苦しむ。ブレースの角度は適切だとすれば、横架材の位置が適切でないのか。

この火の見櫓は最初からこのような形の櫓だったのだろうか・・・。途中で変更があって、このような形になったのかもしれない。でもそんなことが本当にあったのだろうか。

きちんとした整形ではない分、手づくり感が出て味がある櫓、とも言える。不整形の美。再訪してじっくり観察したい。


 


1232 火の見櫓のある風景(再掲)

2020-01-05 | A 火の見櫓っておもしろい


1232(番号修正)  長野市大岡にて  撮影日150718

 晴天であれば、遠くの山々まではっきり見ることが出来て良い景色だっただろうに・・・。

集落がこの道路(県道12号)の下方の斜面に形成されていて、この場所からはその集落を俯瞰的に一望できる。火の見櫓の立地条件として対象集落を一望できることが挙げられるが、火災の発生を一刻も早く伝えることも必要。

立地条件としては両者が相反することが少なくない。この火の見櫓まで下の集落から上って来るのは時間がかかるだろう。建設場所選定のジレンマだ。




3角形の櫓に4角形(平面形)の屋根を載せるという変則タイプ。この場合、柱と屋根下地との取り合いがうまくいかない。

屋根の頂部の避雷針に付いている飾りが珍しい組合せ。4隅にはくるりんちょな蕨手ではなく、先端が尖った棒状のものが付いている。

見張り台の手すりは1面のみカンガルーポケット状、別の面はブレースのみ、というそっけない処理をしている。床面を支える方杖にアングル材を外側に曲げて使っているが、この使い方は構造的には疑問。



櫓のブレースの輪っか(リング式ターンバックル)の位置が中心からずれているのはご愛嬌。


 


1231 飯島町飯島の火の見櫓(再掲)

2020-01-05 | A 火の見櫓っておもしろい


1231(番号修正) 上伊那郡飯島町飯島の火の見櫓 4脚44(面取り)型 撮影日 170918

 背が低い割には脚の間が長く、櫓の逓減率が大きい。このようなプロポーションの櫓はあまり見ない。



屋根が重く感じる。軒先で鋼板を曲げて破風状にしてあるので、鋼板が厚く見えるのが理由かもしれない。加えて色も重く感じる理由かもしれない。屋根を支える柱が細く、心もとなく見える。これは見た目の印象で、実際には何ら問題ないのだろうが。



櫓から脚元までのカーブが美しい。美脚と評したい。民家の敷地の隅を火の見櫓の建設用地として提供したのかもしれない。