1248 松本市和田(JA松本ハイランド和田支所近く)3脚86型 撮影日2020.09.21
■ 中型の火の見櫓。生活道路沿いの敷地、駐車スペースの奥に詰所があり、その横、やや後方に火の見櫓が立っている。このような立地のために、残念ながら火の見櫓のある風景の写真を撮るような構図にはなっていなかった。
で、いきなり全形の観察。屋根と見張り台の大きさのバランスが良い。なだらかにカーブする末広がりのフォルムの櫓はやはり好ましい。
屋根頂部、風向計付きの避雷針の貫通部には半球状の冠蓋(かんがい)。3本の柱で8角形(*1)の屋根を支える一般的な方法、即ち柱で直接屋根を支えるのではなく、水平部材を介して支える方法を採っている。センターを外して半鐘を吊り下げてある。見張り台の床面に赤いモーターサイレンを設置してある。床面の出隅を反った方杖で突いている。
踊り場の様子。梯子の切り替え。梯子の側木の上端をまるく面取りしてあり、細やかな配慮が見て取れる。
脚部の様子。大きな円弧状の部材で脚を相互に繋いでいる。
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まだまだ近くに見ていない火の見櫓が何基もありそうだ。
*1 四角形、八角形と表記するのが一般的だが、このブログでは4角形、8角形などと表記している。