透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「漱石文明論集」

2020-09-01 | H ぼくはこんな本を読んできた

 「ぼくはこんな本を読んできた」に既に85稿の記事を書いた。あと15稿書いてちょうど100稿になったところで、おしまいにしたい。自室の書棚に残した文庫本を全てここに挙げることもあるまい。「本棚を見られるのは裸を見られるより恥ずかしい」と考えている人もいるのだから。

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『漱石文明論集』三好行雄 編(岩波文庫1997年第24刷発行)「現代日本の開花」「私の個人主義」などの講演録などを収録している。


『私の個人主義』夏目漱石(講談社学術文庫2002年第45刷発行)

**文豪漱石は、座談や講演の名手としても定評があった。身近な事がらを糸口に、深い識見や主張を盛り込み、やがて独創的な思想の高みへと導く。その語り口は機知と諧謔に富み、聴者を決してあきさせない。(後略)**『私の個人主義』カバー折り返しの本書紹介文より。


 


9月1日は幸田 文の誕生日

2020-09-01 | A あれこれ

 今朝(0901)、GoogleのロゴはDoodle(というそうだ。意味はいたずら書き)で幸田 文になっていた。幸田 文だとすぐわかったが、なぜだろう? このブログの過去ログに幸田 文は1904年(明治37年)の9月1日生まれだとあった。そう、今日は幸田 文の誕生日だ。

明治初年代 墨田区東向島に建てられた住宅が明治村に移築保存されている。幸田露伴はこの住宅で明治30年から約10年間暮らした。露伴の次女(私は長女だと思っていた)の幸田 文は明治37年生まれ。幸田 文は東向島で生まれている。ということは生後この家で育ったということになるだろう。



外観


平面図 案内看板


玄関




書院

以上明治村にて 撮影日2016.12.03



幸田露伴の娘が幸田文、孫が青木玉、ひ孫が青木奈緒と四代も文人が続く。


2016.12.04の記事 改稿。