透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 2020.10

2020-11-01 | A ブックレビュー



 10月の読了本は『本所おけら長屋』畠山健二(PHP文芸文庫)3巻と『ぼくは縄文大工 石斧でつくる丸太舟と小屋』雨宮国広(平凡社新書)。

人気シリーズの『本所おけら長屋』は現在書店に並ぶ最新巻(十四)まで読んだ。このシリーズが何巻まで続くのか分からないが、後は「追っかけ」をする。



『ぼくは縄文大工』は副題に「石斧でつくる丸太舟と小屋」とあるように、原始時代の道具をつくることから始めて、それらの道具だけ使って丸太舟と小屋(縄文住居)をつくる様子を紹介する、興味深い内容の本。

雨宮さんたちは縄文住居の屋根を今では定説となっている土屋根にして(過去ログ)、この土屋根を下地に茅を逆葺きしている。これらの様子が写真付きで紹介されているが、なかなかおもしろい。やはり実際に試してみることが大事、ということが分かる。そう、「ためしてガッテン」なのだ。