透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

松本市野溝東の火の見櫓

2023-09-15 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)松本市野溝東 野溝公民館隣り 3柱66型 ショートアーチ脚 2023.09.15

 この火の見櫓を見るのは初めて、と思っていたが、確認すると2016年3月に見ていた。全く記憶になかった。脳の劣化が始まっているのだろう。


高さおよそ14m。背の高い部類に入る。


半鐘を覆い隠すようにスピーカーが設置されている。その数、11基。


分かりずらいが、見張り台の床にはハッチが設置されている。高所でハッチを開閉するのも大変だと思う。


踊り場床面の開口


脚部 アーチ形の短い部材で補強している。


 


松本市野溝西の火の見櫓

2023-09-15 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)松本市野溝西 3柱1構面梯子型 2023.09.15


 数日前、偶々SVでこの火の見櫓を目にして、出かけてきた。現地について、既に観ている火の見櫓だと気が付いた。すき焼き鍋のような双盤が吊り下げられている。その様子から、櫓の中で梯子を登ってこちら向きで双盤を叩いたことが分かる。




2016年3月に撮影した写真④には木槌が写っているが、その吊り下げられている位置からもこちらを向いて双盤を叩いていたことが分かる。


脚部 ブレースが設置されていない。


道路の反対側に水路があり、火災時にせき止めて水源として使うための堰板が用意されている。


 


消えゆく火の見櫓・・・

2023-09-15 | A 火の見櫓っておもしろい

(再)安曇野市穂高 4柱〇〇型 トラス脚 2023.09.13

 市民タイムス(長野県の中信地区の地域紙)で昨日(14日)報じられましたが、穂高神社の近くに立っているこの火の見櫓が解体撤去されることになりました。

黒部ダム建設工事(昭和31年着工、昭和38年完成)のための砕石場の監視塔から、旧穂高町の火の見櫓に身を転じ(過去ログ)、以来60年近く地域を見守り続けてきたのです。火の見櫓は後継の防災無線柱に役目を引き継ぎ、既に用済みとなっているとはいえ、なんとも寂しい思いです。

火の見櫓は地元の人たちの地域を愛する気持ちの象徴なんですよね。その火の見櫓が次々消えていく・・・。