透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

気になること

2024-08-23 | D 新聞を読んで

  
「後遺症  今も悩む人多く 症状さまざま  特効薬なく」という見出しの記事が2024年5月8日付 信濃毎日新聞に掲載された。この記事から引用する。

**新型コロナウイルスの後遺症に悩む人は、5類以降から1年たつ今も多い。(中略)病原体から体を守る免疫の異常が関係するとの指摘もある。(中略)京都大の上野英樹教授(ヒト免疫学)は免疫細胞の一種「ヘルパーT細胞」(*1)に着目する。(中略)後遺症との関連を調べるため患者血液を分析すると、動悸や呼吸困難の症状がある女性グループは、(中略)ヘルパーT細胞が過剰にあり、(中略)ブレインフォグの症状がある男性グループはヘルパーT細胞が少なくなっていた。上野教授はこの現象を「免疫の乱れ」と指摘。** そして**発症メカニズムに謎は多く、特効薬もない状態が続いている。**

上掲の記事は新型コロナウイルスの後遺症について報じているが、新型コロナウイルスワクチンの後遺症について報じていると読み替えることも出来るのではないか、と思った。というのも2022年9月18日付同紙に次のような記事が掲載されたから。


「免疫機能 過剰反応か 新型コロナワクチン 接種後死亡の4人」

以下はこの記事からの引用。**(前略)ウイルスを攻撃する免疫調節機能が過剰反応(暴走)し、患者の身体を攻撃する「サイトカインストーム」が起きて死亡した可能性があるとみており(後略)**

ヒトは体内に入り込んだウイルスに感染した細胞を攻撃する自然免疫システムを備えている。その免疫システムがワクチン接種によって混乱してしまい、過剰に反応して本来攻撃対象ではないウイルスに感染していない細胞まで攻撃してしまう・・・。このことで、細胞の集合体である臓器にダメージを与えて機能不全を起こす「サイトカインストーム」。最悪死に至るワクチン接種の負の側面。

最近、流行している手足口病やエムポックスというウイルス感染症は免疫システムが必要な反応をしないことによるのではないか、そしてその一因として新型コロナワクチン接種があるのではないか・・・。そう、コロナワクチンによる免疫システムの混乱。

感染予防を謳ったコロナワクチン接種の効果はその後重症化リスク低減に変った。コロナワクチンの効果について検証が行われているのだろうが、メディアが報じないので分からない。厚労省にもその責務があるのでは。


*1 免疫反応を促して病原体を排除したり、反応を抑えて過剰な攻撃を防いだりする免疫の司令塔


『新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体』宮坂昌之(講談社ブルーバックス2020年)
『ルポ  副反応疑い死 ワクチン政策と薬害を問いなおす』山崎淳一郎(ちくま新書2022年)
『コロナワクチン  失敗の本質』宮沢孝幸・鳥集  徹(宝島社新書2022年)
『免疫「超」入門』吉村昭彦(講談社ブルーバックス2023年)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。