透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

マンガ飯って何?(改稿)

2023-12-17 | D 新聞を読んで

 外出予定のない土曜日の午前中は塩尻のえんぱーくで新聞を読むことが多い。全国紙の書評面を読むが、読売と産経は書評が日曜日に掲載されるので、土曜日は毎日、朝日、日経、この3紙の書評面を読む。

朝日新聞の今日(16日)付 書評面で取り上げられていた本の中ではヴァンサン・ゾンカという美術評論家が著した『地衣類、ミニマルな抵抗』(宮林 寛訳 みすず書房)がおもしろそうだった。これは執筆図書を決める書評委員会で誰も手を挙げなかった本の中の一冊だという。評者の椹木野衣(さわらぎのい)さんは「地衣」が名前の「野衣」に似ているのが気になったとのこと。

地衣類の世界が極彩色で無限の広がりを持っていることに呆気に取られた、と椹木さんは書いている。椹木さんは著者と同じく美術評論家とのことだが、この本では**絵画にも多く言及している。**と文中にある。書評でこの本を読んでみたいと思った。だが4950円・・・。

さて、本題。

日本経済新聞の文化面に昨年の春(*1)に私の火の見櫓観察に関する記事が掲載されてから、この文化面を読むようになった。で、昨日(15日)付の文化面に掲載されていたのは「マンガ飯、味も見栄えも」という見出しの記事だった。

記事の女性は食卓のマンネリ化打破のためにマンガに出てくる料理、名付けて「マンガ飯」を作ろうと15年前に思い立ち、その数は既に600品にもなるとのこと。マンガならではの非現実的な描写のものも再現するというこだわり。すごい、すばらしい! マンガは読まないから分からないが、レシピまで載ることはまずないだろう。そんな時にはマンガの背景を調べることから始めるそうだ。

そうか、こんな趣味もあるのか・・・。まずこのことに驚いた。どんな趣味も入り込むと出口が見つからない世界が広がっているのだろう、きっとそうだ。


*1 2022年4月21日


 


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