1217 塩尻市広丘原新田 広丘小学校の南側 3脚66型 撮影日190918
■ 「今なら火の見櫓の全形を見ることができる」数日前、いとこのY君から電話があった。ぼくが火の見ヤグラー(*1)であることを知っていて連絡してくれたのだった。
今朝(18日)広丘小学校の南側に立っている火の見櫓を見てきた。今までここにあった市立図書館広丘分館が解体されて、広丘児童館の建設工事が始まったばかり。仮囲いが設置されているが、なるほど確かに火の見櫓の全形を見ることができる。 児童館が完成すると、この火の見櫓はまた児童館後方に隠れてしまい、全形が見えなくなってしまう・・・。
6角形のとんがり屋根のてっぺんには避雷針があり、そこに矢羽形風向計とだんごがついている。屋根の下には半鐘とモーターサイレンが設置されている。6角形の見張台の手すりは実にシンプル。平鋼縦使いの手すりに消火ホースを掛けるフックがついている。屋根がもう少し大きい方が全形のバランスが良いと思う。
櫓の中間の簡素な踊り場。半鐘を吊り下げてある。
脚元は仮囲いに隠されない別の方向から。簡素なトラス脚。柱材のなだらかなカーブが脚まで及んでいるのは実に好ましい。
*1 火の見ヤグラー(略してヤグラー)は火の見櫓好きの男性の呼称、女性の場合はやぐら女子。火の見ヤグラー、やぐら女子にひとりでも多くなって欲しい。もっと熱心に広報活動をしないといけない。