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『鏡の中の物理学』朝永振一郎(講談社学術文庫1976年第1刷発行)
■ この本も講談社学術文庫の創刊時に刊行された。講談社の力の入れようがこのときに刊行された34冊からうかがい知れる。
**現代の学者・評論家・作家の著作を中心にかつてのベストセラーで現在入手しにくい名著や未刊行の論文・報告書・資料・随筆・講演などオリジナルの書下ろしを含めて収録!
あらゆる科学の基本図書を提供する画期的シリーズ** リーフレットにこのような紹介文が載っている。
引用ばかりで気が引けるが・・・。
**ノーベル物理学賞に輝く著者が、ユーモアをまじえながら平明な文章で説く、科学入門の名篇「鏡のなかの世界」「素粒子は粒であるか」「光子の裁判」を収録。“鏡のなかの世界と現実の世界の関係”という日常的な現象をとおして、最も基本的な自然法則や科学することの意義が語られる。(後略)**
以上ブックカバー裏面の紹介文より。
書名は「鏡の中の物理学」だが、章題は「鏡のなかの物理学」となっている。