川會神社の鎮守の杜全景 所在地 北安曇郡池田町会染 撮影日150613
『信濃安曇族のルーツを求めて』 坂本 博/近代文藝社新書 を読むまで対馬にも有明山があることを知らなかった、万葉集にも詠われた名山だというのに・・・。安曇族に関心のある人なら常識なのかもしれない。対馬のランドマーク的存在だという。
昔対馬に行ったことがあるけれど、その時は民家のみに注目していた。その他のことには全く関心が無かった・・・。
安曇野の有明山も常念岳と共にランドマーク的な存在で、その美しい山容から信濃富士とも呼ばれる。こちらも名山。対馬から北九州へ、そしてここ安曇平に大移動したとされている安曇族はこの山に遠く対馬を、志賀島を、重ねていたのかもしれない・・・。
平成18年に新築された石造の鳥居 柱には奉納 川會神社氏子一同 坂本 博 と、昨日買い求めたこの本の著者の名前も刻まれている。
川會神社という名称の由来が記されている。変遷史では坂上田村麿( 田村麻呂)の東夷征伐のこと、征伐が成功したことを喜んで社殿を改築したこと、高瀬川の水害で流されたこと、社を遷ずるも戦乱で灰燼に帰してしまったこと。その後再建するも水害にあったことなどが記されている。
安曇族がかつて志賀海神社(例の「漢委奴国王」の金印が発見された志賀島にある神社)において祀っていた海の神の綿津見をこの神社でも祀っている。この神社は古代ロマンの世界に通じるタイムトンネルの入り口なのだ。
神楽殿
拝殿
この神社は延喜式神名帳(延長5年、927年に編纂された)に記載されているという。
ブロック塀に囲まれた本殿
残念ながら狛犬はいなかった・・・。
著者様 奉納の鳥居には偶然ではないなにかを感じます。
ますます、対馬や志賀海に行きたくなりましたよ。
私たちも!
海神のロマン広がります。
今年の9月までには、行く予定です。(●^o^●)
狛犬がいないのは、何故でしょう?
現実問題⇒予算の問題か?
それとも、結界がしっかりしているのか?
旧安曇郡内で式社はこの川會神社と穂高神社だけなんですね。
で、ともに海の神、綿津見を祀っていますね。
なぜ、狛犬がいないのでしょう・・・。
志賀海神社に行ってみたいです。