(再)諏訪郡富士見町 3柱梯子3無型 撮影日2022.12.04
■ この火の見櫓のタイプ分けは悩ましい・・・。控え柱付きの梯子とも違う。3本の柱を横架材で繋ぎ、櫓をつくっている。既に何回か書いていることだが、櫓は立体的な構造だ。従って柱が3本以上必要で、現実的には3本と4本の2つのタイプがある。例外的に6本柱の火の見櫓が茨城県の小美玉市にあったが、既に撤去されている。結城市にもあったが、やはり撤去されて現存しない。SVで確認して出かけて行ったが、その時は既に撤去された後だった。
で、この火の見櫓のタイプだが、3柱梯子型としておきたい。ただし今後この名前を変える可能性もある。
屋根の中の様子を見る。3本の鋼管柱をT形の部材で繋いでいる。半鐘を吊り下げている腕木は鋼管柱から持ち出していて補強のための吊り材も下から支える方杖もない。これには驚いた。
半鐘を撮ってみた。縦帯に文字が記されており、その中で明治二十四だけ、辛うじて読み取れた。