
山田風太郎記念館
国道9号線を和田山から鳥取方面に走っていると、養父市街地を過ぎたところに山田風太郎記念館がある。山田風太郎は、大正十一年(1922)一月四日、養父市関宮に生まれた。代々続く医者の家系で、実父もこの地で病院を開業していた。当人も東京医科大学を卒業したが、医者は志さず作家としてデビューした。その後の活躍は広く知られる通りである。「魔群の通過」や「警視庁草紙」など幕末維新に題材をとった小説も多い。
ここを通過したのが朝の六時半だったもので、当然ながら開館時間前であったため、館内の見学はまたの機会に譲り先を急いだ。