『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『エンジョイ』

2009年10月14日 | Weblog
今日の朝日新聞に、今期限りで退団する事になった千葉ロッテ・マリーンズの
ボビーバレンタイン氏のインタビューが一面に掲載されていた。
あの朝日新聞にしては、珍しい事だと思い読ませてもらった。

ボビー氏の功績については賛否両論だろうから、あえて書こうとは思わない。
僕が会社で事あるごとに、若手に言い続けてきている事は
『楽しんで仕事をしよう』で、これは何度も日記に書いたりして
御存知の方も居られるかも知れないですね。

ボビーバレンタイン氏が来日以来、選手に言い続けた『エンジョイ』。
実は僕の考えは、彼が初来日した1995年、今から13年前に彼の言葉を聞いて
プロフェッショナリズムや仕事に向かう姿勢と言うものを
色々と考えさせられた上の言葉で、その当時はいわば受け売りに近いものだった。
そういった意味でも、僕はボビーバレンタインという監督が、野球界だけでなく、
日本全体に新風を吹き込んだと思っている。

記事の中に、日本人は「楽しんでいる」と言うと、特に年配の人は
「真剣にやっていない」とか「仕事を冒瀆している」と感じるようだったとある。
さらにボビーバレンタイン氏の言葉がこう書かれている。
『選手の周りに居る考えの足りない人たちは、結果だけを気にする。
すると選手も結果、結果と考えるようになる。打者が試合で一番楽しい瞬間は、
相手投手の最高の決め球を、最高のスウィングで捉えた瞬間です。
ホームランと言う結果ではなく、相手を研究し、練習を重ねた結果、
最高のスウィングが出来たという事を喜ぼうと言うのが「エンジョイ」なのだ』と・・・。

この言葉は、40歳になって自分が20年以上も社内で、誰も手をつけなかった仕事に
敢えてチャレンジし始めた僕に、仕事に取り組む姿勢を大きく変えた一言でした。
以来、僕は苦しい時も「これを乗り切れば、きっと楽しい」って、考えながら
仕事をするようになった。まぁ、これが気に入らない人が居たんですけどね。
その後、組合の議長をやった時も役員や組合員の前で「どうせやるなら楽しもう」と
言い続けて、自分も些細な事でもとにかく一生懸命やった。
この「一生懸命やる」と言うのは、『エンジョイ』するためには絶対不可欠。
遊びでも、一生懸命やらなければ本質には触れられない。
ボビー氏の言う、最高のスウィングも同じ事を言っているのだと思う。

サッカーでも、勝てる相手とやっても楽しくない。
強い相手に、必死で立ち向かって勝った時の満足感はやっぱり最高です。
音楽も最近は相方と、結果以前に自分達が楽しもうと言ってやっているし
芝居でも、本番で最高の演技が出来るように稽古を一生懸命やった。
だから仕事でも遊びでも、そういった意識でやっていない人と
一緒に何かをやるのは、凄く嫌だしストレスになる。
劇団を続けるのに、ちょっと戸惑いが有るのはそういう部分が大きいかな?

ボビー氏はこうも言っている。
「そういうプレッシャーを楽しめないなら、他の職業に就いた方が良い」
全くもって、そのとおり!
去年、会社を辞めようと思っていたけれど、その理由は人間関係にうんざりしたから。
でも、まだもう少しプレッシャーを楽しみたくて今の部署に移った。
自分で立てた開発日程が、かなり無理がある上に技術的にも簡単じゃない。
その上、社長や専務をはじめとした周りの期待が大きすぎて、
自分が思っていた以上にプレッシャーが大きくなってきた。
でも、これを楽しめなかったら辞めた方が良いって思う。

ボビーバレンタイン、あなたが日本に来てくれたことを心から感謝します。
コメント
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